暑中見舞いの起源は?送るのはいつからいつまで?書き方は?

暑中見舞いってなんとなくイメージはわかるけど・・・

暑中お見舞いの挨拶はいつから始まったのか?
少し気になったので調べてみました^^

暑中見舞いの起源とは?

暑中見舞いはずっと昔の江戸時代よりも前に始まった習慣なんです。
当時は一年を二つに区切っていました。

わたしたちが一年の節目に大切な人に挨拶をしたり感謝を伝えたりするのと
同じように、昔の人たちも一年に二回ある節目を大切にしていました。

身分や階級によってかなりの上下関係があった江戸時代には今日のように
“みな平等”という考えはなく、イメージ通り位の高い人が訪問を待ち、
位の低い人が挨拶する為に忙しく歩き回っていました。

当時の交通手段は限られていたため、全ての人に挨拶まわりするのには
限界があったようです。
 

そこで飛脚便という方法を使って、便りを必要な人に届けていました。
そして時代が進むにつれ、郵便はがきの配達というのが一般的になっていきました。

このサービスを使えば遠方の人にも簡単に自分の気持ちを相手に伝えることができ、
いつしか近場の人にもハガキの形で暑中見舞いを送るというのが定着していきました。

一般的に、この習慣が広まったのは大正時代のことでした。

このように暑中見舞いの起源を知り、昔の人たちができる限り自分の足で
一軒一軒まわって、挨拶をしていたその労を想像する時、

私たちはハガキを出すことを面倒に思わずに、気持ちを込めて
一通一通ハガキを書きたいと思うのではないでしょうか^^



スポンサードリンク

暑中見舞いを送る時期はいつからいつまで?

いつから送るかというのは3パターンあります。

[note]
①土用(7/19か20か21)~
②小暑(7/6か7か8)~
③梅雨明け(7月中旬~下旬)です。
[/note]

いつまで?については、立秋8/7までです。

8/8からは「残暑見舞い」となってしまうので
その前までに送るようにしましょう。

一番良いタイミングで送りたい人は、相手の住んでいる場所で
最も暑いと思われる時期に送るのがいいでしょう。

大切なのは相手の立場になって考えることです。

「あぁ~暑くて暑くてたまらない。しんどいなぁ…」と思っている時に
心からの気遣いの言葉をかけてもらうとうれしいですよね。

そんなイメージで送ってみましょう。



スポンサードリンク

暑中見舞いの正しい書き方はあるの?

文章の基本的な内容は次の通りです。

①季節の挨拶として暑中を見舞う言葉を書きます。
②時候の挨拶です。時候の挨拶とは、季節感を表す言葉です。
③相手の安否を尋ねる挨拶を書きます。
④自分の近況を伝えます。
⑤結びの挨拶です。
⑥年号月を書きますが暑中見舞いの場合、月の書き方は「七月、盛夏」となります。
⑦普通のハガキと同じように、自分の名前・住所・電話番号を書きます。

例えばこんな風に書くこともできます。

暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続いておりますが皆様お元気にお過ごしでしょうか。

私も暑さに負けないように元気に頑張っております。

ますますの酷暑に夏バテなどなさいませんように
お身体にお気をつけて、楽しい夏をお過ごしください。

平成○年 盛夏

という感じです。

注意点として、基本的に相手のことを心配し気遣うものなので、
自分の近況や自分の家族のことばかり書かないように気をつけましょう。

相手が自分のことを気遣ってくれていることが伝わるように意識して
文章を書いてみると良いでしょう。

あまりにも形式ばった堅苦しい内容にならないように、
しっかりと自分の気持ちも含めてください。

季節感を無視した感じにならないようにも気をつけてください。

読む人がただでさえ暑いのにますます暑苦しく感じる内容ではなく、
爽やかに感じてもらえるような文章になると良いですね。

どんなハガキを使うかですが、ハガキであっても
お手紙でもどちらでも大丈夫です。

郵便局や各メーカーが出している暑中見舞い用のハガキを
絶対に使わなければならないという訳ではありません。
 

暑中お見舞いと聞いてすこし面倒だなって思ってた方も、
その目的を知るとちょっと頑張ってみようと思うのではないでしょうか。

単なる作業としてではなく、気持ちを伝える大切なものとして
これからは暑中お見舞いを送ってみてください。

きっと相手は喜んでくれるはずですよ!



スポンサードリンク

コメントを残す