アリの観察は定番で簡単に始めやすいもののひとつです。
また内容がしっかり発展するので、最後にまとめるのも簡単!
まさに夏休みの自由研究のテーマとしてぴったりです。
公園や道端で列を作っているアリたち。
よくみるとそれぞれ色んな動きをしていて興味深いですよね。
よく子供もしゃがんでじーっと蟻を見ていますよね^^
そんな好奇心を自由研究のテーマにしてみてはいかがでしょうか?
夏休みの自由研究にアリの観察をしてみよう
アリの観察の準備はいたってシンプルです。
まずはアリの巣を用意しましょう。
長めで透明な容器なら何でもいいのですが、2Lのペットボトルで
持ちやすいよう平べったくなっているものがありますよね。
観察しやすい形としてはそれがおすすめです。
上の部分を切り取り、土を入れます。
アリが巣を掘りやすいように土は霧吹きで湿らせておきます。
またアリが出てこないように内側の上の方に
油を少し塗り、ガーゼで口を留めます。
アリは地中の生き物なので、できるだけ同じ環境にしてあげましょう。
ペットボトルの周りに黒い布を巻きつけ、観察する時だけ外して
見ることができるようにしておきます。
蟻の巣を立体的に観察出来る観察キットも販売されているので
このようなキットを利用してもいいですね。
このキットのポイントは、蟻の巣穴となる土の代わりにゲルを
使用するので3Dに広がる巣穴を観察することができます。
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他にも自由研究に最適な観察キットが販売されています。
自由研究「観察キット」をチェックするならコチラ>>
次にアリを捕まえてきましょう!
ポイントは “同じ巣のアリを捕まえてくる” ことです。
同じ巣穴から出てきているものや同じ列に並んでいるアリたちは、
同じ巣の子たちです。
良さそうな巣穴を見つけたらどうやって捕まえればいいでしょうか?
一匹ずつ手で捕まえようとしてもうまくいかないですよね。
捕まえるのに簡単な方法は新聞紙に土と砂糖を置いてアリをおびき寄せます。
ある程度集まったらそのままペットボトルに土ごとざーっといれる。
ほら、とっても簡単ですよね^^
増やすわけではないので女王アリは特に必要ありません。
働きアリが8匹くらいいれば充分です。
終わった後はちゃんと元の場所に帰してあげましょうね。
蟻はテリトリーを持っているので、違う場所に帰されると
生きていくことができないのです(;_;)
お子さんにも教えてあげて下さいね。生き物の命の大切さを
ここでも学ばせてあげて下さいね。
どこから捕まえたか?どの巣穴だったか?
ちゃんと覚えておくように、お子さんと一緒にメモしておくといいですね^^
それから、ちゃんとアリのエサを置いてあげるのも忘れずに!
虫用のゼリーでOKです。
でもあまりあげすぎないように気を付けてくださいね。
自由研究でアリの巣の観察の記録のまとめ方はどうやるの?
アリの巣の観察といっても、ただ毎日ぼ~っと眺めているだけでは
自由研究になりません。
きちんと目的を持って、何を観察するのか?
そしてその観察したものをきちんと記録していくことが大切です。
しばらくするとアリだちはあっという間に巣を作ってしまいます。
いったいどんなことを観察するといいでしょうか?
最初にアリについての疑問をあげていきましょう。
- アリの巣ってどんな形なの?
- 永久に巣を広げ続けているの?
- どれくらいのスピードで巣をつくっていくの?
- アリって眠るの?
など何でもいいんです。
お子さんと一緒に思いついたものをどんどんあげていって
しっかりとメモしておきましょう。
ほら!何を観察すればいいのか?もう材料は揃いましたね^^
あまりたくさんの疑問があれば、それを全部観察するのは少し大変なので
一番の疑問や、自由研究にふさわしい疑問をピックアップするといいですね。
そしてその疑問を毎日の観察で調べていけばいいのです^^
ノートには毎日のアリの観察日記を書いていくようにして、疑問について
気付いたことをどんどんメモして記録していくようにしましょう。
観察していて疑問に思うアリの行動などがあれば、その点も観察に加えたり、
分からないものは本やインターネットで調べてみることもできます。
その際は一緒にお子さんと調べてあげて下さいね。
毎日写真を撮っておくとわずかな変化に気づくこともできますよ。
また一部の様子などを絵に描くのもいいでしょう。
最後に観察を通して分かったこと、気付いたこと、疑問の答えを、
メモを元にまとめていきます。
写真も一緒に貼り付けて・・・これで立派な観察日記の完成です!!
観察の注意点として、黒い布をめくって観察する時には、
蟻が驚かないように急に光が入らないようにしてあげてくださいね。
アリはとてもデリケートな生き物なので、動かす時もそっと動かすようにして下さい。
学校に持っていく時もそーっと運ぶようにお子さんにも教えてあげて下さいね。
また、学校に持っていく際には、教室でアリが脱走したら大変です!
そうならないように蟻の入った容器はカーゼなどで隙間なくフタをして
しっかりと閉まっていることを確認しましょう。
毎日の変化を楽しむことができるアリの観察は子供にとってもとても興味深い
自由研究のテーマと思いますので、今年の夏はお子さんにすすめてみては
どうでしょうか。
道具なども簡単に用意できますし、100円ショップなどでも調達できると
思いますので、とても取り組みやすい観察ですよね。
夏休みが終わるころにはきっとお子さんと一緒にアリについて
とても詳しくなっていることでしょう!