暑中見舞いは年賀状に続いて、とても広く浸透している習慣ですね。
年賀状と比べて少しだけプライベートな位置づけになっているように感じます。
ただ、ルールがない訳ではないのでくだけすぎないように注意が必要です。
暑中見舞いの気を付けるべきマナーについて少しご紹介したいと思います。
暑中見舞いを出すのは、梅雨明け~8/7までです。内容は
①季節の挨拶として暑中を見舞う言葉
②時候の挨拶(時候の挨拶とは、季節感を表す言葉)
③相手の安否を尋ねる挨拶
④自分の近況
⑤結びの挨拶
⑥年号月を書きますが暑中見舞いの場合、
月の書き方は「七月、盛夏」となります。
⑦普通のハガキと同じように、自分の名前・住所・電話番号を書きます。
では、喪中の際はどうしたら良いのでしょうか?
暑中見舞いは喪中の時はどうするの?
暑中見舞いの目的は、とても暑いので相手を心配し気遣うことにあります。
ですから年賀状とは違って、おめでたいから出す手紙ではありません。
という訳で、喪中でも暑中見舞いを出すことができます。
相手が喪中の場合、49日を過ぎていないなら出さないか、
残暑見舞いまで待つなど少しタイミングに気を付けることが必要です。
ただ喪中の相手が送ってきた場合は、スグ返事を返すのがマナーです。
喪中時の気を付けたい点があって
①ハガキのイラストやデザインは、控えめなものか無地が良い
②重ね言葉は避ける。
例えば、「くれぐれも」などの言葉は繰り返すという意味から
年配の方からは特に嫌われるので気を付けましょう。
メールで暑中見舞いってあり?なし?
メールで暑中見舞いは・・・実は“あり”なんですね。
でも基本的には、暑中見舞いのハガキを受け取ったら
ハガキで返すのがマナーでしょう。
もし自分が一生懸命書いたり作ったりしたハガキの返事が、
一文のメールで返ってきたら少し悲しく感じますよね。
なのでハガキにはハガキと覚えておきましょう。
もしメールで送られてきたならメールで返すのも失礼にあたりません。
また仲の良い友達や親族など、よくやり取りをしている人たちに
気遣うメールを送るのも特に問題ありません。
「暑い日が続いているから体調崩さないように気を付けてね。」
ということが相手に伝われば大丈夫です。
便利で楽チンなメールですが注意点があります。
それは仕事や会社関係の相手です。こちらから送る場合や、
先方からのメールに返事を返す場合もあるでしょう。
気を付けたいのは次の2点です!
読む環境によって(ガラケー・スマホ・パソコン)
文字化けしてしまうことがあります。
もし化けてしまったらせっかくの気遣うはずのメールも台無しです。
もし絵文字を使いたいなら化けないものを選びましょう。
暑中見舞いのメールは至急読んでほしいものでも、
返事をしてほしいものでもありません。
ですから件名に「暑中お見舞い」と入れます。
例えば、「暑中お見舞い申し上げます(東 京一より)」という感じです。
件名を見て一目で要件が分かるので、相手が都合のいいタイミングで
読んでもらうことができるので、仕事の邪魔になることもないでしょう。
少しの気遣いでその後の関係も良いものにすることができますね。
暑中見舞いの返事はどうしたらいい?
暑中見舞いを頂いたら、それは必ず返事を書くのが礼儀ですよね。
それに体調を気遣った思いのこもった暑中見舞いのハガキなら
自然と感謝を伝えたいという気持ちも沸いて、よりいっそう
お返事を書きたいと感じるのではないかな~と思います^^
でも形だけのようなハガキに感じてしまった暑中見舞いなら・・・
少し返事を書くのに迷いますよね^^;
基本は「挨拶されたら挨拶する」それが礼儀なので、
暑中見舞いをいただいたら返事を返すことがマナーです。
でも結局は出したかったら出す、出したくないないなら出さない
という事になってしまいます(・∀・)
決めるにあたって、相手と今後どのような関係を築いていきたいか
考えるのもひとつの方法かもしれませんね。
暑中見舞いの返事を送るかどうするかなど考えるとちょっと面倒に
感じてしまいますが、相手と今後関係を深める機会と考えると
少し面倒な気持ちも減るかもしれませんね。