お月見シーズンになるとよく聞くフレーズ「中秋の名月」
漢字から秋の中頃に見られる美しい月のことなんだろうな~
と予想できますが正確にはどんな意味があるかご存知ですか?
また、中秋の名月っていつの日のことを指しているのか?
ハッキリと答えられるでしょうか?
そんな中秋の名月についての疑問をまとめて解説してみましたので
参考にしてみて下さいね^^
中秋の名月はいつの日のこと?
お月見の時期になると天気予報でも中秋の名月がいつの日なのかを
紹介していたりしますよね。
この中秋の名月の日はどうやって決めているのでしょうか?
中秋の名月は十五夜とも呼ばれ、旧暦の8月15日を指します。
つまりはお月見と同じ時なんです。
参考ページ:「十五夜とは?十三夜と十夜のお月見もあるの?!」
ではどうしてこの月が選ばれたのでしょうか?
これは昔の暦では7月~9月を秋としていました。
その中で満月は3回あります。
中秋の名月は言葉の通り、秋の真ん中に出る満月、
つまり8月の満月を意味しているんです。
では、なぜ中秋の月が名月とされるのでしょうか?
それはこの時期は一番空気が澄みわたっているからです。
そのため月が明るく美しく見えるので「名月」と言われるんですね。
旧暦なので現在の暦に合わせると9月中旬から10月上旬に当たります。
確かにその時期は空気もヒンヤリしてきて空も澄んでいますよね。
本当に昔の人は季節を敏感に感じ取っていたことが分かります!
今年はどんな中秋の名月がみられるのでしょうか?
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中秋の名月には何をする日なの?
この中秋の名月の日には具体的に何をする日なのでしょうか?
中秋の名月に何か特別なことをするの?と疑問に思っている方も
いらっしゃるようですが、基本は十五夜、お月見と同じです^^
なので、是非きれいな月を愛でるためのお月見を行いましょう!
古来より中秋の名月には月を楽しむ習慣が行われてきました。
例えば平安時代には貴族が美しい月を見ながら和歌を詠んだり、
宴を催したりというお月見が広く行われていました。
一般的にはお月見はススキや萩を飾り、お団子を用意します。
参考ページ:「お月見のお供えの仕方!月見団子の数・並べ方は?」
これはもともとのお月見の習慣が、月や収穫への感謝と豊作を祈願して
行われていたことからきています。
ススキは稲穂に似ていることから豊作を表し、とれたお米で作った月を模した
お団子を供えることで感謝を表しているんです。
参考ページ:「お月見にススキを飾るのはなぜ?秋の七草の種類と覚え方」
あわただしい現代社会の中で、お月見アイテムを飾り、ゆっくり月を見ながら
お団子を食べたり食事を楽しむ、そんな贅沢な時間を過ごすのもいいですよね。
現代でものんびりと中秋の名月をじっくりと味わって
楽しんでみるのはどうでしょうか?
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仲秋の名月と仲秋の名月の読み方は一緒だけど違いがある!?
ところで、これまで「中秋の名月」と繰り返し出てきましたが、
「仲秋の名月」
と書かれているのを見たことありませんか?
これは単なる変換ミスではありません!
「仲秋」の名月というものもちゃんと存在するのです。
読み方はどちらも同じ「ちゅうしゅうの名月」です。
では一体何が違うのでしょうか?
まず「中秋」というのは秋の真ん中の日に当たります。
旧暦で秋は7~9月。その真ん中は8月15日ですよね。
そのため「中秋の名月」とは8月15日のことを意味します。
一方「仲秋」というのは秋の中頃を意味する言葉です。
夏の初めを「初夏」、秋の終わりを「晩秋」というように、
中頃を表すときに「仲」をつけて呼ぶ言い方があります。
初の半ばなら「仲春」、夏の半ばなら「仲夏」というように、
秋の半ばを「仲秋」と言います。
つまり秋の中頃の時期、旧暦8月を意味しているのです。
そのため「仲秋の名月」というのは8月全体の時期に見える名月のことなんです!
「ちゅうしゅうの名月」というとたいていはお月見をする日の方を
指していることが多いので「中秋」と書くのが正確には正しいってことですね。
ただ、本来はこういった区別がつけられていますが、現代ではほとんど
同じ意味として用いられているので厳密には区別されていないようです。
さらっと耳にする中秋の名月、なんのことだかもう分わかりましたね^^
こういった季節の行事の豆知識が増えると、なんだかきちんとした大人に
なった気分になりますし、普段の何気ない会話の中でも季節の話題として
何気に役立てて下さいね^^
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