毎年何かと話題になる「ボジョレーヌーボー」
色々な店で入荷のお知らせを目にしますよね。
そろそろボジョレーヌーボーの季節ね、な~んて
すました顔で言ってみたり・・・
「そもそもボジョレーヌーボーって何なの?」
「何でこんなに話題になってお祭り騒ぎになるの?」
って聞かれたら・・・
「えーっと・・・それはね・・・、うーん。。。」
と答えに詰まってしまいませんか?
そもそもボジョレーヌーボーは他のワインと
何がどう違うのでしょうか?
ボジョレーヌーボーについてちょっぴり詳しくなるように
解説してみますので参考にしてみて下さいね。
ボジョレーヌーボーとは?!そもそもどんなワインなの?
まずはボジョレーヌーボーの基本的な疑問の名前の由来についてです。
「ボジョレー」とはフランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区を指します。
そして「ヌーボー」はフランス語で新しいという意味です。
フランスで有名なワインの地区としてボルドー地区も有名ですね。
つまりボジョレーヌーボーとはボジョレー地区で作られた新酒を意味するのです。
とは言ってもすべてがボジョレーヌーボーを名乗れるわけではありません。
「ガメイ」種というブドウから作られたワインしか
ボジョレーヌーボーと言わないのです。
このワインはじっくり熟成させたワインではなくぶどうが収穫された
8月に作り始めて同じ年の11月に解禁させる早熟型のワインです。
こうすることでその年のぶどうの出来をいち早く見ることができます。
ワインってぶどうの出来にかなり左右されるお酒ですよね。
なので、その年のぶどうが不作だと、その年のワインの価値は
下がってしまいます・・・年月を超えて評判にも関わってきます。
そのためボジョレーヌーボーはその年にできるワインの出来が
どうなのかを見るためのワインともいえますね。
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ボジョレーヌーボーの熟成法は他のワインとは違う!
ボジョレーヌーボーはその年のぶどうで作るため
普通のワインとは製造方法が異なります。
一般的なワインはブドウを粉砕して発酵させて
最低でも2年くらいは熟成させてから出荷します。
えっ!普通2年かけるものを2ヶ月で出しちゃっているってこと?!
そう思いますよね^^;
ボジョレーヌーボーの製造には2ヶ月で出荷できるヒミツがあるのです。
ボジョレーヌーボーはマセラシオン・カルボニック製造法で作られています。
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・・・つまりぶどうを粉砕しないで房のままタンクに入れて
貯蔵・発酵させる製造法です。
そうすることでぶどう自身の重みで実がつぶれ
自然に発酵が早まるというわけです。
これが2ヶ月で出荷できるヒミツなのです!
早熟なので普通のワインよりタンニンの包有量が少なく
渋みや苦みが少ないワインに仕上がります。
ボジョレーヌーボーはこのフレッシュさを楽しむワインなのですね^^
この風味が味わえるのはだいたい2、3ヶ月くらいなんです。
なので、買ってすぐに新酒のフレッシュさを味わえるうちに飲みましょう♪
買ったら何年も寝かせて・・・なんて事をしてはいけませんよ^^;
普通赤ワインは常温で飲みますが、ボジョレーヌーボーは渋みがないので
冷やしてOK!軽く冷やしてから飲むのがおすすめです。
軽いデザートワインの様な感覚で飲めるのがいいですね!
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ボジョレーヌーボーが人気なのはなぜ?騒いでいるのは日本人だけ?!
ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年ニュースにもなるほどお祭り騒ぎに
なりますががいったいなぜこんなにも人気があるのでしょうか?
実はこのボジョレーヌーボーの人気に疑問を感じている人が
割りと多いのも事実なんですがそれはどうしてでしょうか?
なんでボジョレーヌーボーが人気なの?
そう思うのは普段からワインを飲み慣れている人だったりします。
それもそのはず。ワインとは寝かせれば寝かせるほど
深みのある味わい深いものになっていくものです。
それに対してボジョレーヌーボーはたった2ヶ月。
しかも速攻法の作り方をしているワインです。
ワイン初心者でも楽しめる軽い味わいなので、ワイン通の人には
あまり面白みがないワインなのでしょう。
実際フランスでもボジョレーヌーボーを作るガメイ種は熟成には
向かないので手軽に飲めるハウスワインのポジションです。
さらに日本に来る頃には輸送費も加わり、2,000~5,000円になります。
なのでワイン通には「このワインにそれだけの値段の価値がある?!」
となってしまうんですね。
こんな一般的なワインがどうしてブランド化したのでしょうか?
これには商業戦略が!!
この土地でたくさん作れるこのワインをどうにか活用できないか・・・
そうだ!ぶどうの収穫祭と兼ねて新酒「ボジョレーヌーボー」として
盛り上げて売りだそう!
そんな戦力の元に生まれたワインがボジョレーヌーボーなのです。
特に日本人は「限定」とか「初物」に弱いですよね^^;
日本でこんなにも人気なのはそんなマーケティング戦略の
結果だったりします(笑)
でもぶどうの出来を見るためのワインなので、そう思って飲むなら
ワイン好きの人でも楽しめるはずです。
むしろぶどうの出来を楽しめるなんて、かなりの通じゃないでしょうか?!
まぁそんな難しいことは抜きにして、「ワインの味なんてよく分からない~」
って方にも楽しめるのがボジョレーヌーボー。
軽くて飲みやすいボジョレーヌーボーでワインデビューしてみませんか?
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