ボジョレーヌーボーの白は存在しない!!それって嘘?本当?

ボジョレーヌーボーを飲んでみたいけど赤ワインはちょっと苦手・・・
ワインは白が好きなんだけどな。

そんな白派な人たちはきっと気づいているはずです。

なんでこんなにもボジョレーヌーボーの白ってないの?!

時期になるとどこでも見かけることのできるボジョレーヌーボーなのに
白は一体どこで手に入るのでしょうか?

どうしてこんなにも出回っていないの?

そもそも白って売っているの?

ボジョレーヌーボーの白のナゾに迫ります!

ボジョレーヌーボーの白ってあるの?どこで手に入る?

よくネットでも質問されている、
「ボジョレーヌーボーの白はどこで手に入りますか?」

この答えは・・・「手に入りません」です。

なぜならボジョレーヌーボーと名乗ることができるのは赤だけなのです!

ボジョレーヌーボーとはボジョレー地方でガメイ種と呼ばれる
ぶどうを使った赤の新酒のことを指します。

これはただ単に製造者がそう呼んでいるだけというのではなく
フランスのワイン法で決められていることなのです。
 
そもそもこのガメイ種は赤ワイン用の品種なので、ロゼは作れても
白は作ることができません。

つまり規則的にも現実的にも
「ボジョレーヌーボーの白」とは存在し得ないのです!

それなら必死に専門店やネットを探しても見つからないわけですよね^^;

白が飲みたい!という好みもありますが、ボジョレー地方自体も赤ワインの
生産が盛んな土地なので、きっと赤ワインの方が美味しいはずです!



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ボジョレーヌーボーの白を飲んだ!という人がいるのはなぜ??

とはいってもボジョレーヌーボーの白があるという声も見受けられます。
毎年飲んでいると言う方もいるほど・・・。

でもボジョレーヌーボーの白ないはずだし・・・???

もしかして裏メニュー的な感じで、ツテがあると
非公式のボジョレーヌーボー白が手に入るとか??!

・・・そんな事はありません^^;

もし白なのに「ボジョレーヌーボー」を名乗っていたら、
規則違反なので偽物ですね。
 

ではなぜ見たことがある!という人がいるのでしょうか?

確かなことは分かりませんが、考えられるのは
ちょっとした「見間違い」です。

ボジョレー地方もわずかながら白ワインを製造しているので、
通常の製造をされた普通の「ボジョレー(地方の)白」
だった可能性があります。

ただしこれはヌーボー(新酒)ではありません。

もしくは白の新酒でヌーボーと書かれていても
ボジョレー地方ものではないこともあります。

例えばロワール地方やブルゴーニュ地方には
白の新酒のワインが存在します。

どちらにしてもお店によってはこれらをあたかも
「白のボジョレーヌーボー」と思わせるような売り方をしていることも。

それで白のボジョレーヌーボーが存在するという
誤解を招いているのでしょう。

間違えて白なのに「ボジョレーヌーボーを試してみた!」
とならないように気をつけてくださいね。



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ボジョレーヌーボーの白でおすすめのマコンとは?

それでもやっぱりボジョレーの白ワインの新酒も飲みたい!
という方もいらっしゃるようです。

ボジョレーというのは、説明した通りブルゴーニュ地方の
地区の名前のことでしたね。ヌーボーとは、新酒のことです。

では、他の地区で白の新酒を作っているところはないのか?

白の新酒は少し珍しいですが・・・あるんです!

ヌーボーの白で有名なものでおすすめはこちらです。

マコン・ヴィラージュ・ヌーボー
ブルゴーニュ地方の中で上質のぶどうを生産する
クレッセ村・ヴィレ村で採れる樹齢40年を超える
ぶどうを使ったヌーボーです。

アプリコットや洋なしの様なアロマに溢れた
爽やかな酸味が美味しい白ワインです。

2015年のものだと2,500円前後で買うことができました。

そして2014年から作られているロワール地方のヌーボーはこれです。

ミュスカデ・ヌーボー・ブラン
ミュスカデとはミネラルがたっぷり含まれた土地で作られている
最高に魚介に合う白ワインです。

ここでで作られるヌーボーは酸味がありつつも
口当たりがまろやかで香りの高い1本です。

2014年から製造され2015年もあったので
2016年にも売り出されることが期待されますね。

こちらも2,500円前後で購入することができますよ。

一般にボジョレーヌーボーの白と言われているのは、マコンなど
これらのワインを指していたんですね。
 

ヌーボーは季節を楽しむワインの一つです。料理に合わせて赤のボジョレーや
白のヌーボーを楽しんでみてはいかかでしょうか?



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