お月見の絵を描いてみてください!そう言われたら・・・
月と積み上げられたお団子を描く人が多いのではないでしょうか?
でもどうしてお月見にはお団子なのでしょうか?
お団子と一言にいってもどんなお団子でもいいの?
月見団子には飾り方に決まりはあるのかな?
いざお月見の準備しようと思っても、色々と疑問が出てきますよね。
今回はお月見には欠かせない月見団子をお供えする意味や飾り方を
ご紹介しましょう。
また、簡単にできるお月見団子の作り方もご紹介しますので、
ぜひ今年はお団子を作って本格的なお月見をしてみましょう!
月見団子にはこんな意味があった!どうして団子を供えるの?
お月見団子をお供えする意味って知っていますか?
どうして月の観賞を楽しむお月見にはお団子なのでしょうか?
「花より男子、月より団子?」
「お花見にもお団子だから?」
いえいえ、お月見らしい理由がちゃんとあるんです。
お月見とはその年の収穫への感謝を表すためのものでもあります。
最初は収穫物を供えることが多かったようです。
時代は流れ、江戸時代にはお団子を捧げる習慣ができました。
その理由は「お米」です!昔から収穫物といえば、お米でした。
そこでたくさんお米が収穫できたことに感謝するために、
お供え物をお米で作ったのです。
満月の形を模するためにお米で作れるお団子を用意するようになりました。
また収穫の感謝だけでなく、丸い形は健康・幸福も表しています。
そのため、お月見の時にそのお団子を食べることで、健康や幸せを
取り入れることができる、そんな考えも含まれているんです。
お月見団子って“月への感謝と豊作の祈願をする”という
コンセプトに合わせたお供え物だったんですね^^
参考ページ:「十五夜とは?十三夜と十夜のお月見もあるの?!」
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月見団子をお供えする時の正しい飾り方ってあるの?
月見団子をお供えする時には、団子の並べ方の作法があるをご存知ですか?
それではお団子を用意したならどうやって飾ればいいのでしょうか?
正式には「三方」と呼ばれるお供え用の白木の器に白い紙を敷いて並べます。
皆さんお持ちですか?
・・・といっても「三方」なんて持っていない方がほとんどですよね。
なければ白いお皿やお盆に白い紙を敷いて代用すればOKですよ^^
お団子の数は十五夜にちなんで15個並べるようにします。
元々は「その年の満月の数だけ並べる」といった理由で12個、
もしくは13個としていたようですが、今では15個が主流です。
ではよく絵にもあるようなきれいなピラミッド型に積み上げられた月見団子。
どうやったらそんな上手く並べらるのでしょうか?
まず一番下に3X3で9個並べて下さい。
次に、その上に2X2で4個積んで下さい。
これで自然にピラミッド型に上がすぼまってきますよね^^
最後に2個上に置くのですが、ここがポイントです!
正面から見て1個に見える配置で2個並べるようにしましょう。
参考ページ:「お月見のお供えの仕方をマスターしよう!」
こんな風にお月見団子を飾るにもちゃんと意味があるのです。
横に2個並んで見えるように飾ってしまうと、仏教の飾りの様に
なってしまうからなのです。
お月見は収穫を祝う、どちらかというと新道の行事なのです。
これで、お月見団子の飾り方はバッチリですね!
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美味しい月見団子の作り方をご紹介!簡単レシピで今年は手作りしよう♪
飾る意味、飾り方も分かったならあとはお団子を用意するだけ!
今回は手作りでお月見団子を準備してみませんか?
でも和菓子って作るのが難しそう・・・そういうイメージですが、
お団子の作り方はとっても簡単ですので是非チャレンジしてみて下さいね!
まずは基本の作り方を見てみましょう。
【基本の月見団子の作り方と飾り方】
こちらは「上新粉(うるち米)」を使って蒸して作っています。
コシがあって冷めると固くなるので、どちらかといえば
お供え用でお月見の鑑賞用のお団子に向いています。
それに蒸すのがちょっと面倒なんですよね^^;
そこで上新粉と白玉粉が混ぜ合わせてある「だんご粉」を使って
茹でて簡単に作るレシピをご紹介しますね。
だんご粉は米粉のコシともち米のもちもちした柔らかさが
ちょうどいい感じで冷めても固くならないのでいいですよ^^
【材料(15個分)】
・だんご粉100~150g
・水またはぬるま湯
・ゆでたかぼちゃ15g
・お好みで砂糖
【作り方】
①少し甘めのお団子にしたい場合はだんご粉に砂糖を少量混ぜます。
②だんご粉に少しずつ水を加えて、耳たぶくらいの硬さになるまで練ります。
③15等分して丸めていきます。
④14個作ったら一旦ストップ!
茹でたカボチャをまぜて1つだけ黄色いお団子を作ります。
⑤大きめの鍋にお湯を沸かし、くっつかないよう少しずつ団子を入れて茹でます。
⑥3分ほどで浮いてくるので、浮いたらすくって冷水で冷やします。
⑦最後に冷水から取り出し、風を当ててつやを出したら完成!!
ほら、とても簡単ですよね^^
親子でわいわい作ることもできるような簡単レシピです。
黄色いお団子はお月さまのように一番上に飾ってくださいね。
お月見が終わったらそのまま食べてもいいですし、
醤油・みりん・砂糖でみたらしを作ってみたらし団子にしたり、
あんこや黄な粉をまぶして食べたりと色々アレンジして楽しむことができますよ^^
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