こどもの日に菖蒲湯に入る由来とは?正しいやり方をご紹介!

こどもの日の習慣の一つに「菖蒲湯」があります。
でもこれって何?って方も多いのではないのでしょうか?

スーパーで柏餅や鯉のぼりロールケーキが売られていたり、菖蒲が
飾られていたりするけど菖蒲湯って外で見かけることがありませんもんね。

しかし他のこどもの日の習慣のように菖蒲湯も古くから行なわれている
定番の習慣なんです。

えー、それなんですか??なんて聞いて「知らないの!!」なんて
思われないために菖蒲湯の正しいやり方をチェックしておきましょう^^



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こどもの日に菖蒲湯に入るようになった由来とは?

このような行事の由来ってたいていは中国から来ていますよね。
この菖蒲湯も、もれなく古代中国の習慣が元になっています。

中国では端午の節句として厄を祓うために菖蒲酒を飲んでいました。

というのも、菖蒲には強い香りがあります。昔から香りが強い物は
邪気を祓うと信じられてきたので、この菖蒲の香りも厄除けに
使われていたのです。

また同じ5月5日には浴蘭節という風習もありました。
これは蘭草をお湯に入れて邪気を祓うという風習です。

この厄除けのための風習が平安時代頃から宮中行事として日本に取り入れられます。
そのときに日本には蘭草が少なかったので、どこでも手に入る菖蒲が代用されて
「菖蒲湯」の習慣が出来たと言われています。

手に入りやすいし厄除けにもなるしちょうどいい!!
ってなったんでしょうね(笑)

庶民に広まったのは鎌倉時代辺りから。
この戦国の時代には「菖蒲」と「勝負」をかけて戦いの前に菖蒲湯に
浸かっていたこともあって縁起が良い習慣だったみたいです。

中国の風習と日本の風土が合わさってできた習慣なんですね~。

それから現代まで菖蒲湯はこどもの健康を願うこどもの日に
欠かせない習慣として受け継がれてきた、ということなんです^^



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こどもの日に菖蒲湯に入ってみよう!正しいやり方ってあるの?

ではさっそく菖蒲湯を用意してみましょう。でもどうやってやるのでしょうか?
もちろんイメージするのは菖蒲をお湯に入れる!ってことですよね。

まず菖蒲はこどもの日の時期になるとスーパーで売られているので
結構簡単に手に入ります。手に入りやすいという理由で菖蒲が使われ
始めたとおり川の近くに普通に生えてもいます。

家の近くにそういう場所があれば採りに行くっていうのも手ですね♪

でもここで注意!「菖蒲」って何を思い浮かべていますか?
花を咲かすアヤメを思っているなら・・・実はそれ違うんです!

それは「花菖蒲」といわれアヤメ科の植物。菖蒲湯にするのは
「菖蒲」というサトイモ科の植物で全く違う種類なんです。

しかも同じ菖蒲と付くからといってどちらでも良いわけじゃありません。

菖蒲が厄除けになるのは強い香りがある薬草だからです。
花菖蒲は香りがないので厄除けにはならないんです。

花菖蒲で「菖蒲湯作りました~」なんてしちゃったら
恥ずかしい思いをするところでしたね^^;
 

 

では菖蒲を用意できたら菖蒲湯に入れる為の準備をしましょう。
菖蒲を10本くらい束ねて、まだお湯を張っていない浴槽にそのまま
入れてからお湯を入れていけばOKです。

少し熱めのお湯にすることで香りと薬用成分がよく出ますよ^^
熱い場合は適温のお湯になってから入るようにして下さいね。

もっとエキスを出したい!って方は根元を切り取ってから細かく
みじん切りにして煮出します。その煮汁をお風呂に足すとエキスが
たっぷり抽出された菖蒲湯になりますよ。

わざわざ菖蒲を買ってまで・・・それに後始末が面倒・・・
なんて方には入浴剤でお手軽に菖蒲湯を楽しむことができますよ^^

 

菖蒲湯には厄除けの効果だけでなく血行促進の効果があるので、
腰痛・冷え性・肩こり・リウマチにも良いと言われています。

リラックス効果もあるので、新しい環境に慣れつつ少し疲れが出てきた
頃の5月にはぴったりですね。

成分的には赤ちゃんや敏感肌の人でもOKです。
ただし葉っぱが固いので刺さってケガしないように気を付けてくださいね。

そこさえ気を付ければ菖蒲湯はこどもから大人までみんなで楽しめるものです。
5月5日はみんなで菖蒲湯ってするもの良さそうですね♪



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