初盆の白提灯の飾り方は?誰が買うの?処分はどうすればいい?

四十九日が過ぎて初めてのお盆となる初盆を迎えることになったら
色々と法要の準備に追われて大変ですね。

初盆を初めて迎える時って何かと分からないことだらけですよね。

お盆に準備するものの中でも提灯は忘れてはいけない大切なものです。

お盆の法要の際に盆提灯が飾られているのをよく見ますよね。
実は初盆の時に飾る白提灯というものがあるって知っていましたか?

この新盆用の白提灯の飾り方や、誰が買うものなのか?
また、使い終わった白提灯はどうやって処分すればいいのか?

など、初盆で必要な白提灯についての疑問について説明していきますね。

初盆の時に飾る白提灯って何?白提灯の飾り方って?

お盆に飾る盆提灯は家紋や絵柄などの模様が入った提灯を思い浮かべますよね。

初盆の時は普通の盆提灯だけでなく、新盆用の「白提灯」という
白い初盆用の提灯も飾ります。この白提灯って一体何でしょうか?


 

初盆というのは亡くなった故人の霊にとって初めて家に帰るときですよね。
なので迎える方は故人の霊が迷わないようにしてあげなくてはなりません。

でもお盆の時期はどの家でも盆提灯を下げて出迎えています。

そこで故人の霊がどの家に帰ればいいのか迷ってしまわないように
「ここが初めてあなたを迎える家ですよ~」と目立つ白い提灯を1つ下げるのです。

そのため本来は、玄関や一戸建てであれば縁側の軒下など、故人の霊が
見つけやすい場所に白提灯を飾ります。
 

しかし最近ではマンションなどの住宅事情で難しいときもありますよね。

また窃盗や放火など気をつけなければいけないご時世です。
そのため外に出すのをためらうかもしれません。

その場合は窓際や仏壇に飾っても大丈夫です。
白提灯は1つ飾って、あとは普通の盆提灯を飾るようにしましょう。



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初盆の白提灯は誰が買うものなの?

初盆を迎える時に必要なのが、新盆用の白提灯と呼ばれる提灯です。

白提灯は亡くなった故人が初めて家に帰ってくる時に迷わないようにする
目印となるものですので、他の盆提灯と違って1つあれば充分です。

では、この盆提灯は誰が用意するものなのでしょうか?
 

普通のお盆に使う家紋や絵柄などの模様が入った盆提灯は
親戚などが用意して初盆を迎える家に贈るのが一般的です。

ですが、新盆用の「白提灯」は家族を亡くして初盆を迎える
家の者が用意するものです。

その故人の忌明けの初めての法要ですから、法要の予約と同様、
家の人が故人のために準備するものと覚えておけばいいですね。

ということは、逆に初盆の案内状を受け取ったら、
白提灯を用意する必要はありませんね。

白提灯を用意するのは、初盆を執り行う側の家の人ですので。
盆提灯(白提灯)をチェックするならコチラから>>
 

また、普通の盆提灯は親戚などが用意しますが、贈られた盆提灯が
多ければ多いほど故人が周囲の人から気遣われていること、生前の
感謝の気持ちを故人に対して持っていることを表します。

なので、盆提灯の数が増えれば増えるほど・・・亡くなった故人が
とても周りから愛されていたんだなぁ、と嬉しくなりますよね。

でもだからといって盆提灯ばかりたくさんもらっても
正直なところ置くスペースや収納に困りますよね・・・

それを配慮して最近では提灯料として現金を渡すこともあります。
金額は親戚なら1、2万円、知人なら3~5千円程度が相場です。

その場合は不祝儀袋で表に「御提灯料」と書きます。
ついつい御提灯「代」と書いてしまいそうですが、御提灯「料」なので
間違わないように気をつけて下さいね!



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初盆が終わった後の白提灯はどうやって処分すればいいの?

無事に初盆の法要を執り行うことができました。お疲れさまです!
使い終わった新盆の時だけに飾る「白提灯」はどうすればいいのでしょうか。

「次の人のためにしまっておこう~」

・・・なんて、とんでもありません!!

亡くなった故人の初盆の為にに用意した提灯を他の人に使うのも失礼な話です!
そもそも誰が亡くなった時に必要なものを先に用意するなんて縁起でもありません!
(だって初盆を行なうってことは近親者ですよね・・・)
 

普通の盆提灯はしまっておいて、次の年のお盆にも使いますので、
もちろん処分の必要はありませんが、初盆に使った新盆用の白提灯は処分します。

昔は、送り火で燃やす、自宅の庭でお焚きあげ、菩提寺で処分する
というような方法がありました。

でもそれって現代ではなかなか難しいですよね。

家で燃やすなんて、広いお庭のある一軒家でしかなかなかできませんよね。
一戸建てで庭があっても、隣近所が密なので危なくて焚きあげられません。

例えば、こんな白提灯の処分方法があります。

可能なら一部だけお焚き上げをして、
火が完全に消えてから紙に包んでゴミに出す
火が扱えない場合には、そのまま白い紙に包んでゴミに出す

通常のお盆と違って、亡き家族の霊を迎え入れる特別な初盆ですので
一つ一つを丁寧に故人の霊を迎える準備をするようにしましょう。



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