古都、京都での夏の風物詩、「京の七夕」をご存知ですか?
2010年から始まったロマンチョックな気分を味わえる
夏の京都の人気スポットの一つなんです。
京都の夏の風物詩、“京の七夕” ライトアップ会場
街のいたるところが美しくライトアップされ、訪れる人の心を癒してくれます。
ライトアップを楽しめる時間は、午後7時~午後9時30分までとなっています。
メイン会場となるのは、鴨川会場と堀川会場です。京都の夕涼みにふさわしく、
優美で幻想的なライトアップは、日中の暑さを忘れさせてくれることでしょう。
それぞれの会場には特色がありますので、どちらの会場にも行ってみたいと
思われるかもしれません。
では、まず、鴨川会場の情報、次に堀川会場の情報をご紹介します。
さらに、貴船神社のライトアップ情報もご紹介します。
気になるライトアップの情報をキャッチして、
8月の京都にふらりと降り立ってみませんか?
京の七夕、鴨川会場の七夕笹飾りライトアップ
鴨川会場では、鴨川納涼が行なわれます。
なんといっても目を引くのが、丸く編んだ竹かごの中に、
京焼きなどの伝統技術を用いた風鈴を入れ、LEDで光を灯す“風鈴灯”です。
風鈴灯は、鴨川の河川敷のあちらこちらに置かれているので、
すぐ目の前まで見に行くことができます。
竹かごの中をのぞいてみると、ふわ~っとしたやわらかい灯りが
暗い夜道に映えます。竹かごの中の風鈴の音にも癒されます。
ロマンチックな雰囲気を味わいながら
ゆっくり歩いてみるのも風情がありますね。
また、ウォーターアートプロジェクションマッピングという
イベントはいかがでしょうか?
鴨川の縁にウォータースクリーンが設置され、美しい映像が音楽とともに
映しだされるんです。風が吹くと、ウォータースクリーンがゆらめいて、
自然が織り成す素敵な演出となります。
また、納涼床、川床(かわどこ)という言葉を聞いたことがありますか?
料理店などが、夏の間、川の上に座敷を作って、お客さんはその座敷で
川のせせらぎを聞きながら料理を楽しめるんです。
京都の夏と聞くと、蒸し暑いイメージですが、
涼やかな納涼床でいただくお料理は、また格別でしょうね。
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京の七夕、堀川会場の七夕笹飾りライトアップ
堀川会場のライトアップも見ものです!七夕といえば、天の川ですね。
堀川会場では、見事な光の天の川が再現され、訪れる人を魅了します。
竹を使ったアーチが青色のLEDで照らしだされると、天の川となって
浮かび上がり、夏の夜空をロマンッチックに演出してくれます。
彦星と織姫も見間違がえてしまうかもしれませんね。
遊歩道の両脇を散策すると、さらに京都を感じる灯りに出会えます。
大きな行灯が道の両側に灯りをともしてくれています。
その行灯には、堀川に深い縁のある、京友禅柄が用いられており
京の風情を感じることができます。
行灯には有名人の書いた様々なメッセージが書かれていますので、
一つ一つゆっくりと眺めながら進んでみるのも楽しいのではないかと思います。
江戸時代から続く京友禅の友禅流しが行なわれていた、清らかな水の豊富な堀川、
現在の堀川で友禅流しがよみがえります。ライトアップされた川の中を京友禅が
ゆらゆらと揺れている様子に目が奪われます。
時代を超えたような感動に包み込まれることでしょう。
また、世界遺産・元離宮二条城にある二の丸御殿が美しくライトアップされます。
建物の形状に合わせてプロミングされた映像を、建物をスクリーンにして映し出す、
プロジェクションマッピングが楽しめます。
重要文化財の唐門のライトアップされた姿も必見ですよ。
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京都の七夕、貴船神社の七夕笹飾りライトアップ
「京の七夕」では、鴨川・堀川会場以外でも寺院・神社で
ライトアップなどが行われます。
貴船神社では「七夕笹飾りライトアップ」が開催されます。
8月の数日のみとライトアップ期間が短いものももある中、
貴船神社は期間も長く、たくさんの方が訪れています。
時間は、夕暮れ~午後8時(土日祝は午後9時まで)までです。
境内がライトアップされた様は、昼間と違い、厳かな雰囲気に包まれて
昼間とは違った顔を見せる荘厳な貴船神社の境内を見ることができるという
経験はまさに貴重といえます。
貴船神社ではライトアップの他にも、宮川町芸妓・舞妓 舞踊奉納、
歌舞伎役者 中村壱太郎奉納も行われます。
今年の七夕は京都に訪れて、情緒のある“京の七夕”で
贅沢な夏を堪能してみるのもいいかもしれませんね。
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