医食同源ともいうように食べ物と肌は密接に結びついています。
食べ物や食生活習慣を少し変えて、体内からもエイジングケアしたいものですね。
まず、主食となる炭水化物つまり糖質は、精製されていない玄米やライ麦パン、
全粒粉パンなどがおすすめです。
精製されていないものにはビタミンやミネラル、食物繊維などの
美肌にかかせない成分が豊富に残っているからです。
また、血糖値の急な上昇も抑えてくれることから太りにくい体質へと
導いてくれますのでダイエット中の食べ物としても最適ですね。
次に、気を付けるのは脂です。バターやラード、クッキーなどのお菓子に
使われているショートニングは見ての通り固形で固まっていますよね。
動物性脂肪は食べても同じように体内でも固まりやすいので、血栓ができたり
といった病気につながるだけでなく、肥満につながりやすい特徴があります。
一方で、オリーブオイル、紅花油、魚、亜麻仁油に含まれる「αリノレン酸」
という成分はコラーゲンの分泌を促して小じわを改善してくれるという
エイジングにうれしい効果があるとされているのです。
美肌を維持するのであれば、ぜひ脂にも気をくばりたいものです。
次に野菜はアンチエイジングに欠かせない食べ物だということはお分かりですよね。
かぼちゃやニンジンやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれている
βカロチンはホルモン機能を調整して美肌効果をもたらしてくれます。
また、フィトケミカルという第6栄養素としても注目をあびる栄養素は、
野菜に多く含まれていて、紫外線でできた体のサビともいえる活性酸素を
分解してくれる抗酸化力に優れているといいます。
また、鶏の手羽先、里いもや山いもなどには、化粧品の保湿成分でおなじみの
ヒアルロン酸が含まれています。
鶏肉の皮や骨、軟骨部分にはコラーゲンも入っているので一石二鳥ともいえます。
ひじき、わかめなどの海草類もおすすめです。
海草類にはミネラルがたっぷり含まれていて、血や骨を補強してくれるだけでなく、
食物繊維も豊富で腸内環境を整え、お通じを整えてくれます。
便秘などで体内に溜まった毒を解消できるので、吹き出物などのお肌トラブルの
予防にも繋がりますので美肌づくりにはかかせない食べ物といえるでしょう。
さらに、カリウムも多いので利尿効果でむくみ改善にも効果があるといえます。
栄養素のビタミンB群は皮膚のトラブル予防に大きな効果があるとされているのですが、
特に、ビタミンB2は美容ビタミンと呼ばれ、ターンオーバーを正常化して、
健康な肌や髪、爪を作るのを促進してくれます。
いわしやさばなどの背の青い魚や、納豆などに多く含まれているので、
積極的にとりたい食べ物といえると思います。
また、にんにく、まぐろ、レバー、じゃがいもなどに多く含まれるといわれる
ビタミンB6も皮脂分泌を正常化して皮膚の炎症を抑えてくれるといわれています。
このようにアンチエイジング効果のある食べ物は色々とありますが、
毎日バランスよく摂取することで身体の中からも美肌を保ちましょう。