ボジョレーヌーボーの種類とランク(等級)の違い!ラベルの見方は?

ボジョレーヌーボー 種類

11月になると各地でボジョレーヌーボー解禁のポスターを見ますよね。
よくみると同じボジョレーヌーボーでも販売元によってラベルが異なります。

あれ?ボジョレーヌーボーって種類があるの?

そうなんです。ボジョレーヌーボーとはワインの名前ではなく、
ボジョレー地方で生産された新酒(ヌーボー)のワインという意味なんです。

じゃあボジョレーヌーボーにはどんな等級(ランク)があるの?!

ワインショップではちょっと恥ずかしくて聞きづらいですよね。
ボジョレーヌーボーの種類やラベルの見方について覚えておきましょう。

ボジョレーヌーボーの種類って?等級(ランク)の違いとラベルの見方!

まずボジョレーヌーボーはフランスの法律で「AOC」という
最高級のワインとされています。

このAOCはさらに4ランクに分けられいて、ボジョレー地方で採れたぶどうを
使用しているワインはすべてボジョレーを名乗れますが

特定の地区で採れたぶどうを使用していると「ボジョレーシュペリュール」
特定の村で採れたぶどうを使用していると「ボジョレーヴィラージュ」
特定の畑で採れたぶどうを使用していると「クリュボジョレー」

というように名乗れるランクが決まっています。

市場に多く出回っているのはボジョレーとボジョレーヴィラージュですね。
これはラベルに大きく記載されているので、すぐにどのランクのものなのか
簡単に見分けることができます。
 

次にラベルのこの表記を探してみましょう。

VV(ヴィエィユ・ヴィーニュ)
これは古いぶどうの木から作られたワインに付ける表記です。
特にボジョレー地区は樹齢100年を超える木が多いので、VVが付いていると
かなり深みのある味わいが楽しめることが多いです。

クラシック
これが付いていると自然に炭酸ガスを発生させる昔ながらの製法で
作られているという意味になります。より落ち着いた味わいが楽しめます。

これが大まかなボジョレーヌーボーの種類です。
ラベルをよく見て気になる種類を見つけてみましょう!
 
これを踏まえて11年間人気のボジョレーヌーボーはこちら!

「ドメーヌ・デュ・トラコ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・
ヴィエイユ・ヴィーニュ 2015 ノン・フィルトレ」

ボジョレーヌーボーの中でも極上の1本と言われているボジョレーの王様で
毎年売り切れが続出するほどの人気なんです!

もしこの極上の1本を狙うのであれば早めに予約しておきましょう!

ボジョレーヌーボーの金のラベル「最高金賞」ってなに?

ワインのラベルとは別に金色のステッカーで最高金賞受賞!!と
貼ってあるものもありますよね。これは一体何なのでしょうか?

これは「リヨン杯」というボジョレーヌーボーの公式コンテストとも
言われるコンテストのもの。

よくお菓子でも金賞受賞!ってありますが・・・
なんだか胡散臭いこともありますよね^^;

でもこのリヨン杯は、れっきとしたフランスのコンテストで、
フランス醸造家協会ブルゴーニュ中央・東部地区が主催していています。

毎年解禁前の日曜日にリヨン市内のホテルにて、フランス内外の
ワイン専門家によって選定されています。

毎年400点以上のワインが出品されているので、そこで金賞になるって
なかなかのものですよね!

コンテスト優勝賞品は一般受けするものでおもしろくない・・・
という意見もありますが、裏を返せば選んで失敗はないということ。

もちろん入賞していなくてもおいしいボジョレーヌーボーもありますが、
入賞商品にはやっぱり信頼感がありますよね。

ボジョレーの気になるお値段!種類によってどれくらい値段の幅があるの?

もちろんボジョレーヌーボーのランクによって値段は大きく異なります。
それだけでなく販売店によっても値段は大きく左右されます。

というのも一般的にワインは船便で送られますが、ボジョレーヌーボーは
解禁日に間に合わせるため航空便で送られる事がほとんどです。

そうなるともちろん輸送費がかさみ値段も上がります。

大型店であれば大量に入荷して輸送費を割安にすることができますが
個人のワイン専門店では限られた数の入荷なので1本に対する輸送費が
どうしても上がってしまいます。

ワインに詳しい人が味と値が割に合わない、というのはこのためなのです。
 
2015年はドン・キホーテが最安値に挑戦してなんと税抜き679円でした!!
ただしこれはペットボトルでの販売。

ここまでいかなくても980円なんてものはたくさんあります。

最高値は店によって変わってきますが、高いものでも5,000円前後です。
最高値が何百万というワインの世界を考えると手を出しやすい価格ですよね。
 

もうボジョレーヌーボーのランクの見分け方はもうバッチリですね!

一口にボジョレーヌーボーと言っても色々な種類がありますね。
でも自分に合った味が一番!だと思いますので、お値段に関係なく
お気に入りの1本を見つけて下さいね。