夏休みの自由研究のテーマでよく扱われるものの1つは「カビの観察」です。
「あっ、わたしも子どものころにやったわ。」
そんな方も多いのではないでしょうか?
一言にカビの観察と言ってもその方法や対象、記録日記のまとめる方法も様々です。
- カビの種類を調べるのか?
- 生える環境を調べるのか?
- 生えやすいものを調べるのか?
どうやって自由研究のカビの観察をすればいいのか?について
やり方や記録のまとめ方のコツやポイントを解説しましょう。
夏休みの自由研究の定番のテーマ!「カビの観察」って何をするの?
湿気が多いジメジメとした日本の夏。パンを食べようと袋を開けると・・・
カビだらけ!!!油断するとあっという間にカビが生えてしまします。
いったいどうしてカビが生えてしまうのでしょうか?
その仕組みを調べてみようじゃないか!というのが自由研究ですね。
カビが生えるものについて調べるなら、観察はパンで行うとやりやすいです。
・市販のパンと手作りパンを比べたり・・・
・同じ店のパンでも種類によって違うのか試してみたり・・・
・生えやすい環境を調べるなら、部屋を変えたり霧吹きで湿らせて
湿度を変えてみたり・・・
色んなパターンを用意することができます。
またカビにも色々な種類がありますので、リサーチをすることも大切です。
どんな種類があるのか調べたり、生えてきたのはどんな種類のカビに近い
のかを調べたりすることもできます。
カビはどんな害があるのか、食べてしまうとどうなるのかなども合わせて
調べるのも良いでしょう。
一言にカビの観察といってもこのように広がります。
あまりどれも手を出すと、すべてが中途半端になることがあるので、
いくつかに絞って行うといいですよ。
わりとパンの設置やテーマの決め方も込み入っているので
小学校低学年のお子さんには少し難しいかもしれません。
理科の授業をしっかりするようになった小学校中学年~高学年向きの
自由研究のテーマですね。
夏休みの自由研究!カビの観察のやり方は?
ではさっそくカビの観察の一例を見てみましょう。
テーマを「パンによってカビの生え方は変わるのか?」にしたとします。
まずパンの種類はどのように分けるでしょうか?
市販のパンと、パン屋の手作りパンで比べることもできます。
その場合はなるべく似たようなパンを使いましょう。
用意する日も同じにしないと、そこで2つの条件が異なってしまうので
注意してください。
食パンは面も大きく白いのでカビの経過を観察しやすいのでおすすめです。
両方のパンをそれぞれタッパに入れて置いておきます。
他にも環境を変えたバージョン、例えばいつもクーラーがきいている部屋と
空調が入っていない廊下では違うのか見るのもいいでしょう。
湿度を変えたい場合は湿らせた蓋つきの容器に入れます。
このような環境でも、早くカビが生えるのはどれも同じなのか、否か!!
こんな風にできますね。
バクテリアを育てて観察できる「バクテリア栽培キット」という
実験セットもあるので利用してみてもいいですね。
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夏休みの自由研究!カビの観察の記録のまとめ方のポイント
カビの観察はだいたい10日前後かけて行います。
だいたい夏場であれば2~3日でカビが生えてきます。
毎日変化があるので、できるだけ決まった時間にチェックするようにしましょう。
スタンダードなものは最初の変化がありそうな間、タイムラプスを撮っておくと
カビが生えていたことを見逃してしまった時に役立ちますよ。
毎回パンを写真に撮って変化についてコメントを残しておくようにして
カビが生えたならどんな色なのか、生え方、大きさを記録します。
このようにしてカビの観察を記録したものをまとめていきます。
まずは、カビが何日後に発生して、どのように変化していったのか?
環境やパンの種類ごとに、時系列でまとめていくよくにします。
そして、ただカビの観察経過や結果だけをまとめるだけでも、もちろん
カビの自由研究として完成してもいいのですが、もう少し付け加えて、
お子さんの考えを引き出してみようと思います。
観察結果を元に、
“なるべくカビが生えないようにするにはどうしたらいいのか?”
というポイントをお子さん自身の考えでまとめさせるようにしましょう。
そうすると、ただの観察から自由「研究」になり、観察したことを生活に
応用できますね!
また、お子さんの考える力を養うことができます^^
実験で使ったパンは一部分でもカビが生えていたり、表面にカビが見えて
いなくても、中には菌糸がびっしりと張り巡らせている場合がありますので、
絶対に食べないようにして下さいね。
また、自由研究でカビの経過を記録している間にも、生やしたカビが
他の食品に飛んで行かないように十分注意するようにしましょう。
カビの自由研究でママも思わぬ発見が得られるかもしれませんね!