子供の七五三を迎えると、神社などにお参りにいきご祈祷をお願いしますが
その際には「初穂料」というものが必要になってきます。
七五三の準備には欠かせない初穂料ですが、これって何のこと?
知らなかったでは済まされませんね^^;
金額の相場やお金の包み方などの初穂料のマナーについて事前に
チェックしておきましょう。
七五三の初穂料って何?玉串料との違いは?
そもそも初穂料ってなんなのでしょうか?
これは「はつほりょう」といって簡単にいうと祝詞をあげてもらう
謝礼としてお渡しするものなのです。
七五三ではお宮参りをして、子供の健康とこれからの長寿を
祈願してもらいますよね。その時に必要になるものです。
「初穂」つまりその年に初めて収穫できた稲穂を表す言葉です。
昔はお米などの農作物のうち最初に収穫したものを神さまに捧げて、
収穫の感謝や今後の豊作をお願いしていました。
現代では、農家でなければ農作物を渡すってなかなか難しいですよね。
そこで農作物のかわりにお金を渡していますが、お金にはなっても
呼び方は「初穂料」のまま神職に祝詞やお祓いの謝礼として渡すものを
指すようになりました。
あれ?それって玉串料っていうんじゃないの??
神社で冠婚葬祭を行なったことがある人であれば、そう思うはずです。
初穂料と玉串料のって何が違うのでしょうか?
玉串とは神主さんが祝詞やお祓いの時に持っている紙や葉っぱが
付いている枝のことです。なんとなく見たことがありますよね。
それに対する料金、として玉串料も同じものを指しているので、
本来七五三でも「玉串料」といっても問題ありません。
しかし「玉串料」はどちらかというとお通夜やお葬式などで使われる
事が多いのでお祝い事の時はあまり使わないことが多いです。
神社の方から「玉串料」と言われないのであれば
「初穂料」と言った方が無難でしょう。
初穂料の金額はいくらが相場?どうやって準備するの?
このような「謝礼」としてのお金は金額を決めるのに迷いますよね。
お気持ちですから・・・と言われても、もちろん気持ちがあっても
それをお金で表すにはどうしても相場を知る必要があります。
では、七五三の初穂料の場合の金額の相場はどれくらいなのでしょうか?
多くの神社は5,000円~10,000円としています。
でもこれはこれで結構幅が合ってどの程度にするか迷いますよね。
こうなると神社次第なところがあります。明確に初穂料としての金額を
明記していたり、問い合わせると答えてくれたりする場合もあります。
行く神社が決まったら事前に調べておくようにしておきましょう。
それでも分からない場合のために・・・初穂料を包む金額を
決めるための基準となるものを解説しておきますね。
まずはお祓いの内容を調べておきましょう。初穂料を明確に言わない
神社であっても、もちろんお祓いの内容は教えてくれるはずです。
シンプルにお祓いだけの場合であれば、5,000円~好きに決めて良いでしょう。
しかしお祓いの後にお守りをもらえたり頂けるものがあるなら
10,000円程度は納めた方がベターです。
納める金額によってもらえるお札が違うという所もあるようです。
金額を決めるときの参考にしてみてくださいね。
初穂料の包み方と熨斗袋の水引の種類・表書きの書き方
初穂料は白封筒ではなく、中袋が付いているタイプの熨斗袋に
入れるようにしましょう。水引のタイプは紅白の蝶結びです。
お金はどのように包めばいいのでしょうか?
兄弟・姉妹などと一緒に行なう場合であっても、初穂料は
それぞれ違うのし袋に包んで渡すようにしましょう。
熨斗袋を書く際は、万年筆か筆で書くのがマナーです。
表書きの書き方ですが、表の中央の水引より上の部分には
「御初穂料」と書き、下の部分には名前を書きます。
この名前は初穂料を準備しているあなたではなく、ご祈祷をしてもらう
子供本人のフルネームを書くようにします。
中袋には住所、世帯主の名前、納める金額を書きます。
「壱萬円(一万)」のような漢数字で金額を書くようにして下さいね。
お金は新札を使わなくてもマナー違反にはなりませんが、
やはり謝礼として渡すものですからあまりに古いお金は
ちょっと失礼になりますので新札を用意することが多いようです。
初穂料の収め方ですが、いつ渡せばいいのか渡すタイミングが
分からない方も多いみたいですね^^;
初穂料は当日に神社で受付をするときに渡せばOKですよ!
これで七五三の初穂料のマナーについてはバッチリですね!
当日にバタバタと慌てることのないように事前に準備して
おくようにして下さいね^^