紫外線は長時間お肌に当たると体に悪いと言われていますよね。
そんな紫外線が一番無防備に入っていくのが「目」なんです。
そして紫外線は目の病気を引き起こすことも・・・!!
紫外線が原因で起きる目の病気ってどんなものがあるのでしょうか?
代表的な3つの眼の病気と対処方法を見てみましょう。
紫外線が原因で目が痛い・・・それって角膜炎かも?!
強い紫外線を受けると「紫外線角膜炎」という角膜炎を起こしやすくなります。
角膜炎ってよく聞きますが、どうして紫外線でなってしまうのでしょうか?
これは肌が日焼で赤くなって炎症を起こしてしまうのと同じ仕組みです。
目に大量の紫外線が当たると日焼していってしまいます。
それが蓄積されると黒目部分に炎症が起こり傷ついてしまうのです。
その状態で目をこすったり細菌が入ってしまったりすると角膜炎を
引き起こしてしまうのです。
海やプールなどの鈴の反射が多い場所は、紫外線も反射してかかりやすく
なるうえに菌が入ってしまう可能性が高いので注意が必要ですね。
必要以上に紫外線に当たらないようにする、よく目を休ませる、清潔に保つ
などして予防しましょう。
これを聞いて「あれ?この目がかゆいのも紫外線角膜炎なのかな?」
と思った方は症状をチェックです!
主な症状としては以下のようなものが挙げられるます。
昼間に紫外線を強くあびたとしたら、夜から翌朝にかけて発症します。
大抵は1~2日で自然に治りますがひどいようなら眼科に行きましょう。
紫外線で引き起こされる目の病気「翼状片」って?
強い紫外線を浴びることにより、翼状片と呼ばれる眼の病気も引き起こす
ことがあります。あまり聞き慣れませんが、どんな病気なのでしょうか?
これは白目の表面を覆う半透明の膜である結膜が黒目に向かって
伸びてくる病気です。なんのことかい?って感じですよね^^;
簡単に言うと、黒目の部分に白目が侵入してきてしまう病気なのです。
これはこれで、怖っ・・・ってなりますね!
大抵は目頭の方から目尻側に三角形(くの字状)に白目が食い込んできます。
この見た目から翼状片と病名が付けられたんですね。
漁師、農業をしている人、スポーツ選手など日中に長時間屋外にいる職業の
人が発症することが多いことから、紫外線が主な原因と考えられています。
というのも普通私たちの細胞は新たに生成されるときに、きちんと元通りの
細胞が作られています。
黒目の細胞は黒目に、白目の細胞は白目にという具合ですね。
しかし長年ダメージが当たっていると、そこの細胞部分が痛んで疲弊し、
だんだんと能力が衰えてきてしまいます。
そのため白目と黒目の境界がうまく保てなくなり、黒目になるべき部分に
白目の細胞が伸びてきてしまうと考えられています。
そのため大抵は30代以降から発症し高齢者に多く見られます。
初期症状としてはこんなものが挙げられます。
最初は視力に変化が見られなくても、進行してくると乱視もでできて
メガネで矯正できない状態にもなります。
炎症がある場合はステロイドなどの点眼で抑えることはできますが、
基本的には点眼で翼状片が治ることはありません。
違和感や充血がひどい場合には切除手術が必要になります。
症状よりも黒目に白目が侵入するという見た目に現れるので、
それが煩わしく早期に手術する人も多いようですよ。
紫外線の影響で目が白く濁る!?白内障ってどんな病気?
白内障はお年寄りが罹る目の病気として誰もが知っている眼科疾患ですね。
水晶体が濁って視力が低下し、治療しないと最悪失明することもある病気です。
実はこの白内障も20%は紫外線が原因と言われているんです。
目に入った紫外線は角膜を通過し水晶体で吸収されます。長年水晶体に
紫外線が吸収されるとタンパク質に変化が起こり濁ってくる、つまり
白内障になってしまうというメカニズムです。
白内障は高齢者の病気というイメージがありますが、紫外線を大量に
浴びれば、若くても白内障のリスクがあるということです!
なんだか怖いですね・・・
症状はとしては以下のようなものです。
紫外線による白内障を防ぐ最も簡単な方法はサングラスをして
紫外線が入るのを防ぐことです。
参考ページ:紫外線対策に効果のあるサングラスの選び方!
一度だけ大量に浴びたから発症するというわけでなく、長年かけて少しずつ
徐々に紫外線のダメージが蓄積していって罹ってしまう病気です。
日頃から目の紫外線対策を怠らないようにしましょう。
こうしてみると紫外線による目の病気って身近に起こりえる感じが
しますよね・・・
女性にとってのUVケアってついついお肌だけに注目しがちですが
目への紫外線ケアもとても大切なんですね!