暑中見舞いとお中元の違いは、単に贈り物とハガキの違いだけでなく
送る時期の違いやどういった場合に出すのか?など色々と疑問に
思ったことはありませんか?
他にも、お中元を送ったら暑中見舞いは出さなくていいのか?
お中元をもらった場合、お礼の手紙と暑中見舞いは別々に送った方がいいのか?
ここらへんのマナーを知らないでいると、恥をかいてしまうだけでなく
相手に失礼があるかもしれないので、調べてみることにしました^^
調べてみるとそこまで複雑なものではなかったので、
少しでも分かりやすくお伝えできればと思います。
暑中見舞いとお中元の贈り物を送る時期の違い
どちらもいつもお世話になっている方に送るというのは同じですね。
違いは送る時期です。
暑中見舞いは、一般的に梅雨が開けるころからお盆までです。
一方お中元を送る時期は次の通りで、
日本の中でも地域によって少し異なります。
ざっくり別けると、
もう少し細かく別けてみます。
となっていますが、最近はお中元商戦の開始時期が早くなっているので、
西日本や九州でも早めに送ることが多いようです。
お中元を贈ったら暑中見舞いのはがきは出す必要がある?
贈り物を送るお中元や暑中見舞いと、はがきを送る暑中見舞いは
意味するものが違うので両方送っても全く問題はありません。
それぞれ違うものと考える方が分かりやすいでしょう。
贈り物を送るのは相手に日頃の感謝を形にして伝えるためで、
ハガキを送るのは相手のことを心配したり気遣ったりするためです。
ですからその両方をしたい相手であれば、お中元の贈り物もハガキも
贈ればよいと思います。
両方受け取った相手は
「ほんとうに私のことを気遣い、感謝してくれているんだ!」
と感じるはずです。
さらに言えば、日頃の感謝を伝えたい相手=気遣いたい相手
になるのが自然ですよね。
また、ビジネスマナーとしてだけでなく、職場で日頃からお世話に
なっている上司や先輩などに、感謝の気持ちを込めて暑中見舞いの
ハガキや御中元を送ると喜ばれると思います^^
お中元のお礼の手紙と暑中見舞いを一緒にしても良いの?
お中元をもらった場合、お礼のお手紙と暑中見舞いの葉書は
一緒にしても良いのか悩みますよね。
お礼の手紙を書くタイミングが暑中見舞いの時期と重なっていれば
お礼状を兼ねた暑中見舞いのハガキを送ることができます。
その時期が二つ重なっていれば、わざわざ暑中見舞いとお中元のお礼を
別けて二通送る必要はありません。
その時期が過ぎてしまった場合は、暑中見舞いとしてではなく
残暑見舞いとしてのハガキにお礼を含めることができます。
例えばこんな感じです。
残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ暑い日が続いておりますが皆様お元気でお過ごしでしょうか。
この度はお心のこもったお中元をいただき本当にありがとうございました。
家族皆で大喜びでいただきました。奥様にもくれぐれもよろしくお伝えください。
しばらく暑さが続くようですが、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。
このようにも書けるでしょう。
整理すると、8/7までにお礼をだすのであれば暑中見舞いに含めて、
8/7以降にお礼を出すのであれば残暑見舞いに含めるということです。
少し複雑に思えるお中元と暑中見舞いですが、一番気を付けなければ
ならないのは “送る時期” ということです。
そこまで細かく一日早い遅いと気にする人はあまりいないと思いますが、
ビジネスでの大切な取引先などに対しては気を付けておきたいですね。
それと受け取るのは相手なので、自分の住んでいる地域だけではなく
また、こちらが梅雨明けしていても、
送る相手は梅雨真っ最中かもしれませんよね^^;
なので、送る相手の住んでいる地域のことも考慮して
手紙やハガキの内容や何を御中元で贈るのかを考えるといいですね。