今!大注目の梅酢の効果とは?
梅酢とは、梅干しを作る際に染み出てくる液体のことです。
梅干しの副産物のため、食塩濃度は20%前後でミネラルが豊富。
梅酢に含まれるクエン酸には、疲労回復の効果があります。
普通のお酢とは違って酢酸は含まれませんが、特徴的なのは
「梅酢ポリフェノール」という成分です。
この梅酢ポリフェノールにはウィルスを抑える働きがあり、
インフルエンザ予防にも効果があるとされています。
意外と簡単、自分で作るマイ梅酢
6月中旬ごろ、梅干し用の青梅が売られ始めたら、梅酢作りのチャンスです。
意外と簡単に出来ますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
梅干し用の梅は、黄色くなり始めたものを選ぶのがポイントです。
1.丁寧に水洗いした梅のヘタを取り、容器に梅と塩を交互に入れていきます。
一番上が塩になるように入れ、塩でフタするような感じにします。
2.重石を塩の上に置きます。
重石がなければ水を入れたビニール袋などでも可ですが
その際は、しっかりと口をしばって水が零れないようにしましょう。
3.あとは梅酢が出てくるのを待つだけ!大体2~3日で梅酢が上がってきます。
重石のせいで梅が沈み込むようなら、少し軽めに調整しましょう。
このまま梅の実を食べることも出来ますが、梅干しにするには天日干しが必要です。
天日干しをするのは梅雨が明けてから。お天気の良い日にザルの上に梅を並べ、
日当たりと風通しが良い場所に干します。
梅の大きさにもよりますが、1日半~2日ほど干せば自家製梅干しの完成です!
料理だけじゃもったいない!梅酢の使い道アレコレ
梅酢の用途は様々です。料理に使えるのはもちろんですが、例えば、
ご飯を炊くときに大さじ1杯ほどの梅酢を入れておくと、炊き上がったお米が
ツヤツヤになり、殺菌効果で傷みにくくなります。
また、おにぎりを握るときには手につける水の代わりに梅酢を使うと、
味付け要らずで絶妙な加減の塩味となってくれます。
梅酢の使い道は料理だけに留まりません。
梅酢に含まれるクエン酸の殺菌効果は、お掃除にも役立ちます。
バスルームやシンクなどの水アカ・洗剤カスにも有効で、梅酢をかけて
5分ほど放置しておけば、簡単に汚れを落とすことが出来ます。
使用後のまな板に使えば、殺菌効果と消臭効果が!
更に水で10倍に希釈した梅酢はウガイ薬の代わりにもなるなど、
実に色々なシーンで活躍してくれます。
梅酢は梅干し同様に腐りにくいため、使い終わったペットボトルなどでの
常温保存が可能です。
また1年を超える長期的な保存も可能で、熟成されていくうちに
酸味の角が取れて柔らかな味わいになっていきます。
作りたての酸味を保ちたい場合には冷蔵庫で保存し、
なるべく半年以内に使い切りましょう。