毎年のように流行のファッションが女性雑誌で紹介される度に
その年のトレンドファッションとして皆が注目しますよね。
ファッションを翻訳すると「流行」と訳されるようにその時代に
流行しているものはすべて、ファッションと言えるでしょう。
たとえば音楽。音楽も、その時代にひとつのジャンルの音楽が
流行すると、必ず似たような音楽がどんどん出てきますよね。
ニーズがあるんです。初めてその流行を目にして、何度かその流行をまた目にする、
と、「欲しく」なるんです。
そしていつの間にか類似品が出てきて、そのうち新しい「ファッション」が
また現れて・・・その繰り返しですね。
毎年そのときの流行のファッションを手に入れなくてはならないので
トレンドに敏感な女性は大変ですよね。
そんなファッションの流行は一体どこで誰が決めるのでしょうか?
まずファッションを生み出すのに、一番最初に「色」が決まります。
国際流行色委員会というものがあって、なんと2年前にはもう既に
「トレンドカラー」を決めているのです。
次に、トレンド情報会社なる各国の会社がトレンド情報をどんどん世界中に
発信し始めます。スタイリングオフィス、といえば想像しやすいでしょうか。
特にフランス・パリにオフィスが多いのですが、その情報を元にデザイナーが
ファッションのトレンドの方向性を決めて行きます。
続いて、ファッションが生まれる約1年半前になると素材のトレンドが決められ
糸やテキスタイルの発表会がヨーロッパ各地で開催されます。
そして、それらの情報や発表をもとに各デザイナー達により作品が発表され
それがショップに並んで約2年の歳月をもって流行が発信されるのです。
そう考えると、ファッション1つでこんなにたくさんの人や企業が動いていて
流行は戦略的に練り上げられて作られているのがよく分かります。
とはいえ現代では、セレクトショップや自社オリジナルブランドが
それぞれ個性ある作品を販売したりしています。
この2年の歳月との関わりのない別のファッションアイコンが発信した、
まったく違う流行もどんどん生まれたりもしています。
なので誰でもかれでもが右向け右の“ファッション=流行”に乗っている
わけではないようですね。
最近ではきゃりーぱみゅぱみゅさんのように、個性的な独自のファッションを
楽しむ日本人も増えてきましたよね。
きゃりーぱみゅぱみゅさんがファッションの本場パリっ娘にも絶大な指示を得て
認められているように日本発のファッションが海外でも受け入れられてきています。
なによりも自分の好きなものを自分のインスピレーションで身につける、
自分で決める自分の中の流行が一番のファッションなのではないでしょうか。
あまり流行りに振り回されることなく自分に合った
ありのままのファッションを楽しみましょう♪