老化という現象の代表的なものは、骨がもろくなったり、筋肉が弱ったり、
また美容面からいえば皮膚や髪のハリ艶が衰えたりすることですね。
これらの老化現象を食い止めるという考え方の一つには、体を作る食事に
着目することが重要なカギとなります。
老化を防ぐのに意識して接種を心掛けたい食品成分の10大栄養素を挙げて見ますと、
1.タンパク質
2.低GIの糖類
3.食物繊維
4.ビタミンC
5.ビタミンA
6.ビタミンB群
7.ビタミンE群
8.フィトケミカル
9.ミネラル
10.脂質
これらアンチエイジング効果のある栄養素の摂取の仕方にも気を配ることが大切です。
・脂肪の少ないたんぱく質や体内の老廃物を除去する性質の脂肪
・血糖値の上昇の緩やかな糖類や食物繊維
・体調調節に優れたビタミン、・ミネラル
を積極的に摂取して、活性酸素の蓄積を防ぐ抗酸化作用の豊富な食物に注目した
食事を心がけるようにしましょう。
世界に認められた日本の大豆食品でアンチエイジング
アンチエイジングの重要なポイントは
①紫外線対策
②保湿
③加齢とともに失われてゆく新しい皮膚を作り出す機能
この3点だと言えます。
この中で③に関しては、シミやしわのもとになるメラニンの生成を抑えるビタミンC、
皮膚の代謝を高めて美肌力を養い肌の再生に重要な働きをするビタミンA、
老化に伴い失われてゆく皮膚の張りと柔らかさを保つコラーゲンが重要ですね。
それともう1つアンチエイジングには欠かせない栄養素の1つとして、
日本人が古来よりタンパク源として多く利用してきた「大豆」に含まれる諸成分もまた、
重要なアンチエイジング食品なのです。
2006年3月にアメリカの健康情報誌「ヘルス」に、世界の5大健康食品として
韓国のキムチ、ギリシャのヨーグルト、スペインのオリーブオイル、インドのレンズマメ
らとともに日本の大豆食品が挙げられたことは誇るべきニュースでした。
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンの代用として体内で働きかけることは
有名で今では常識ですね。
大豆はそれ以外にも強力な抗酸化作用で活性酸素の異常増殖を抑える働きがあります。
他にも骨粗しょう症を防ぎ、血中コレステロールを下げるリノール酸、
脳を活性化させるレシチン、脂肪やコレステロールを排泄するサポニンなど体の健康を
維持する為に必要な成分が豊富に含まれています。
これら各種のアンチエイジング的有効成分を含む大豆食品は、味噌、豆腐、納豆など
世界的長寿国である日本人が古くから取り入れてきたすぐれた健康食品なのです。
他の4つの健康食品を持つ国々も、長寿の国として世界的に注目されています。
これからはそれらの健康食品の良さも大いに日本の食卓に取り入れて、より良い
アンチエイジングのための食生活を模索してゆくべきでしょう。