ひな祭りと言えば・・・そう雛人形ですよね。
娘や孫のひな祭りのために雛人形を揃えてあげたい!って方も多いですよね。
この時期にデパートの雛人形コーナーに行くと必ず置いてある
豪華な七段の雛人形!とても華やかで素敵ですよね~。
七段ともなれば雛人形に必要な人形達が全員揃っています^^
この人形達は平安時代の宮中を表しているのですが
これらの雛人形の全員の名前って言えますか?
雛人形を見ているとき、お家で雛人形の飾り付けをしているときに、
「あー、その楽器持っている人形!!」なんて言い方だとカッコ悪いですよね^^;
日本の文化が垣間見られる雛人形、スマートに名前やどんな役割がある人形なのか
人形の持つ意味を紹介します!
雛人形って何種類の人形があるの?それぞれの名前は?
七段飾りの雛人形だとけっこうたくさんいるイメージがありますよね。
実際どれくらいなのでしょうか?
まず一段目にいるのは・・・?
そう、雛人形の主役のお二人ですね!
親王と内親王で一対になっている「内裏雛」です。
よく「お内裏様」と「おひな様」と言いますよね。
実はこれは正式な呼び名ではないんです。
男雛、女雛を一対としてまとめて「内裏雛」というのが正式名称。
でもお内裏様とおひな様って言うと分かりやすいですよね^^;
そして二段目に居る三人組が「三人官女」です。
それぞれに名前はなく三人で一組です。
三段目の楽器を持った男の子の人形五人も
同じくまとめて「五人囃子」と呼ばれます。
四段目は「随身(ずいじん)」と言われ、
いわゆる「左大臣」と「右大臣」です。
そして、最後に五段目には「仕丁(しちょう)」
という三人組の人形がいます。
それぞれ役割があり
「立傘(たてがさ)」
「沓台(くつだい)」
「台笠(だいがさ)」
と呼ばれます。
これが基本の人形達ですね。メーカーによっては七人雅楽、柿本人麻呂・
小野小町・菅原道真からなる三歌人、紫式部・清少納言・小野小町の
三賢女などを足している物もあります。
ひな祭りのそれぞれの人形の意味とは?何をする人だったの?
平安時代の宮中を表すおひな様。
もちろん実在の役職だったので、それぞれ意味・役割があります。
お内裏様
宮中の貴人を表しています。天皇の尊称ともされているので、
天皇皇后を表しているとも言われています。
「親王・内親王」だと最高位の皇族の男子・女子を表す呼び方ですね。
三人官女
内裏雛のすぐしたに座る三人官女はお雛様のおつきの女官たちです。
女官とは楽器や歌をたしなみ、姫の家庭教師も務める、キャリアウーマンたち!
実は真ん中の女官だけ眉毛が無くお歯黒を塗っているのです。
これは既婚女性を表しています。
真ん中に座っているので年上の女官長の立場なのでしょう。
過程を持っていてもばりばり働く上司と若い社員達って感じでしょうか?
まさに平安時代の働く女性たちですね!
五人囃子
それぞれ楽器を持っているお囃子たちです。
これは元服前の少年達なので、髪型も少年の髪型になっています。
楽団とはいえここで自分をアピールして気に入ってもらえると
お内裏様に取り立ててもらえる可能性がある場でした。
五人で演奏に和していつつ、いかに自分をアピールするか・・・
そう思うとただの演奏家というよりも彼らの野望とドラマが見えてきそうですね~
随身
お殿様付きの家来です。どちらも矢を持った武官の格好をしていて
別名「近衛中将」とも言われます。
左大臣の方が偉いので年配者、右大臣は若者の姿をしています。
常にお殿様の側にいて公私ともに仕える立場でした。
仕丁
大抵、三人一組で従者と護衛をしている人たちです。
「立傘(たてがさ)」は日傘をかざす係、
「沓台(くつだい)」殿様の履物を預かる係、
「台笠(だいがさ)」は雨をよける笠を竿の先に付けて持っておく係をしています。
それぞれ怒・泣・笑の表情をしているので「三人上戸」と言われることもあります。
雑用係なので他の人たちより身分が低いので、ちょっと親しみやすい
雰囲気を持っていますよね^^
まさに宮中で仕える多くの人をきゅっと小さくまとめた世界ですね!
しかも当時の人の思惑や人間関係も想像させられるような細かさがあります。
子供にはそこまで教えられませんが(笑)
でも簡単に説明してあげると一気に雛人形達に愛着がわきますよ!