大豆イソフラボンを過剰摂取すると副作用が出る?摂取量の上限って?

大豆イソフラボンには美容効果がある!と聞くと積極的に
摂取したくなりますね。

がん予防、生理不順、更年期障害の改善・・・
でも本当にこんな良いことばかりなの?

そこで気になるのが、ちらほらと聞こえてくる「副作用」です。
過剰摂取すると逆に副作用が出てしまうっていうのは本当なのでしょうか?

でも怖がらなくても大丈夫!副作用があるならそれがどんなものか知って、
摂取量をちゃんと調整すればいいんです。

過剰摂取のリスクと一日の摂取量を見てみましょう。

大豆イソフラボンを摂りすぎるとどうなる?副作用はあるの?

女性ホルモンと同じ働きをして整えてくれる大豆イソフラボン。
実は過剰摂取すると・・・

PMSの悪化
生理不順
妊娠しにくい状態
乳がん再発リスク

こんな副作用があるのではないかという報告がされているんです。

大豆イソフラボンの効果について知っている人だと
「えっ・・・話が違う!!」って思ったんじゃないでしょうか?

そう、これって全部大豆イソフラボンから得られる
良い効果の逆のことを言っているんです。

ちょっと矛盾してない?!って思っても仕方ありません。

こうなるといったい大豆イソフラボンって体に良いの?悪いの?!
ってなってきますね^^;
 

実はこれには理由があります。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので、
女性ホルモンの働きをサポートしています。

これが大豆イソフラボンの良いところなんですが、過剰摂取すると
別の現象が起こってしまいます。

それが「体が女性ホルモンは充分出ていると認識してしまい、
女性ホルモンを分泌しなくなる」ことです。

そうすると必要な女性ホルモンが足りなくなってしまい
ホルモンバランスが乱れて生理不順や妊娠を促す体の働きを
崩してしまうのです。

大豆イソフラボンはあくまで体の働きをサポートするためのもの。
過剰摂取してしまうと女性ホルモンの正しい働きを鈍らせてしまうんですね。

乳がん経験者、乳児、妊娠中の女性は特に過剰摂取に注意した方が
いいと言われています。

大豆イソフラボンの一日の摂取量の目安はどれくらい?

ここで重要なのが、どこからが「過剰摂取」になるかということです。
だって本当は美容に良い大豆イソフラボン。過剰摂取しなければ良いんです!

食品安全委員会が定めている上限は
「1日70~75mg(内サプリでの摂取は30mg)」

なるほど!!・・・ってつまりそれってどれくらいなの?!

大豆製品の目安を見てみましょう!

豆腐1/3丁・・・23mg
おから1カップ・・・7.4mg
豆乳200ml・・・50mg
納豆1パック・・・36mg
味噌20g(味噌汁1杯)・・・9.9mg
きな粉大さじ1・・・16mg

これをみるとけっこう簡単に超えちゃうんじゃ・・・
って思いますよね^^;

例えば朝ご飯に豆腐入りの味噌汁と納豆を食べたら
もう1日の上限に達してしまいます!
 

でもご安心下さい^^ 日本人の体は元々の食生活から
大豆製品を摂ることに慣れているんです。

通常の食事からの摂取であれば、そこまで気にしなくても
大丈夫と言われています。

豆乳を一日何本も飲んだり、納豆を大量に食べたりするような
バランスが悪い食べ方をしなければ大丈夫ということですね。

むしろ大豆製品は体に良いことには変わらないので、意識的に
避けることはしない方がいいですよ。
 

この過剰摂取というのは特にサプリから摂ろうとするときに
気を付けるようにと促されているものなんです。

サプリで摂ろうとすると、簡単に摂取量なんて超えてしまいます。
そんなときに大豆イソフラボンの過剰摂取の悪影響が出てしまうんです。

サプリを使うときは、この食事からの摂取量と合わせて
「いったいどれくらいの大豆イソフラボンを摂取したのか」
ということを意識するようにしましょう。
 

大豆イソフラボンの過剰摂取に注意!と聞いて、大豆製品を摂るのが
怖くなってしまった人もいるかも知れませんね。

でも大豆イソフラボンは決して有害なものではありません。

何事にもバランスが大事ってことです。
極端な摂取を避けてバランスの良い食事をすれば大丈夫ですよ^^