普段のヘアケアで是非豆知識として抑えておきたいのが、美髪になるカギは
いかに髪のキューティクルをベストな状態に保つか?!という事です。
キューティクルは、人間のお肌と同様に外的刺激から髪内部を防護する役割があります。
また髪内部の水分をバランス良く保つ機能もある事から、しっかり毛先まで
纏まった艶々の美髪を生み出します。
綺麗なキューティクルは、値の張ったシャンプーやトリートメントでは
決して得られないものであり、毎日の入念なヘアケアの賜物とも言えます。
逆にキューティクルが傷付く要因は、主に2つあります。
度重なるパーマやカラー施術は勿論ですが、間違ったタオルドライ方法や
ドライヤーの扱い方にも一因があります。
実は髪は水で濡らすと、キューティクルが大きく開くメカニズムになっており、
そのお蔭で髪に付着した汚れがシャンプーで洗い流す事ができます。
そして、キューティクルが開いている状態というのは、髪の毛にとっては
大変酷な事で、外部からの刺激ダメージをもろに受けやすくなります。
そこでバスタオルでゴシゴシ強い力を入れて水分を拭き取ってしまうと、髪の
バリア的機能を果たしていたキューティクルが傷付いて破壊されてしまうのです。
なので、そっと頭皮を手で包み込むように濡れた髪の水分を拭き取るようにすると、
毛髪ダメージを受けにくくなります。
また水に濡れてキューティクルが開いている髪は熱が苦手な特質があり、
当然ながらドライヤーの高温の熱風には耐えうる力がありません。
ですから、綺麗なキューティクルを保つ適性温度は約60℃前後と覚えておき、
ドライヤーの噴射口をなるべく髪の表面から20cm前後離すようにし、髪の内側から
まんべんなく手早く乾かすのが正しい方法です。
このようなヘアケアの豆知識を知ってるのと知らないのとでは、
今後年を重ねた時の髪の若々しさも全然違ってくるので、
むやみに高価なヘアケア製品を購入するよりも、キューティクルをいたわる
基礎ケアを大切にしましょう。