イースターといえば卵にカラフルな色や模様を書いたイースターエッグを
飾り付けますが、最近では卵型の容器やチョコエッグなど色々なイースター
グッズが売られていますね。
そんなイースターエッグのそれぞれの色にはちゃんと意味があるって
知っていましたか?
私たち日本人には馴染みのないイースターエッグについて見てみましょう。
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イースターエッグの色の意味とは?何色に塗るの?
イースターエッグは元々は太陽の象徴として明るい色を塗っていたみたいですね。
カラフルな卵の色に込められたそれぞれの色の意味にはこんなものがあります。
カラフルなイースターエッグ、その中でも正統派の色があるんです。
それは「赤」です。赤いイースターエッグは友人・家族でプレゼントする
習慣があります。でもそれもただ明るくって華やかな色だから!
という理由ではないみたいですよ。
赤で連想する物・・・そう、「血」を表しているのです。
そういわれるとちょっと恐い感じがしますよね^^;
でもちゃんと意味があるんですよ。
イースターはキリストの復活を祝いもの。赤いイースターエッグで
イエスが流した血を象徴していると言われています。
それなら恐い感じも薄れますね^^;
これが一番もっともな感じがしますが、実は他にも説があって・・・
・イエスの死に立ちあったマグダラのマリアが皇帝に
赤い卵をもってその死を告げたから・・・
・皇帝が、イエスが復活するなんて赤い卵ほどあり得ないと言ったから・・・
なんて説も上げられています。
う~ん、本当のところはどうなんでしょうね^^
イースターエッグを作る時はそれぞれの色に込められた
ポジティブな意味合いの願いを込めて作って下さいね!
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イースターエッグはどんな模様を描くの?
色を塗るだけでなくイースターエッグには色々な模様が描かれますが
星などは明るく華やかな感じになるから!と思っていませんでしたか?
そんな理由ではないんですよ^^ イースターエッグの模様は
ただなんとな~く描いている訳ではなかったんです!
細かい意味合いは国や宗派によって多少ことなることもありますが、
だいたいこんな感じです・・・
なかでもかなり芸術要素が高いのがウクライナなど東欧に伝わる
「ピサンキ(Pysanky)」という伝統的なイースターエッグです。
ピサンキは通称「ウクライナたまご」と呼ばれていて、伝統的な
ろうけつ染めで描かれた模様がとても素晴らしいイースターエッグです。
卵に絵を描いて~なんてレベルじゃなくて、まるで彫り込まれた
陶器のような美しさです!まさに卵細工の職人技!
しかもただ芸術的というだけでなく、その歴史はキリスト教より古く、
太陽信仰の時代より命の象徴として用いられてきたものです。
また、描かれている独特の幾何学模様の一つ一つにはきちんと意味があります。
例えば蛇腹模様は厄除けである「蛇」を表していて、ウクライナではこの
モチーフの卵を軒下に埋めて家内安全を祈る習慣があるようです。
また卵を囲む波模様は卵をぐるりと一周に繋がるように描きますが
メビウスの輪のように始まりも終わりも無い「永遠」「永久」を意味します。
このイースターエッグの特徴はなんといってもその製法です。
これは描いて塗っているのではなく「染色」しています。
ペン状の道具に蜜蝋を入れて溶かして線を描いて染色していきます。
そうやって細かく染め上げていくことができるのです。
何回も染色を重ねて色々な色を付けていって・・・
最後には複雑で美しい模様が出来上がります。
その染まり具合はその卵次第!なので一つとして同じ模様はなく、
たった一つのイースターエッグが出来上がってきます。
そして全て描き終わった後に上下に1.5mm程の穴をあけて中身を出します。
ええ~!最後に中身を取り出すの?!ここで割ったら台無し!
と思うと最後まで気が抜けないですね^^;
ピサンキを自分でも作ってみたい!と思った人は
こちらの動画を参考にして挑戦してみて下さいね^^
手作りのピサンキを完成させたら感動ものですね!
すっかりハマってしまって卵細工職人になってしまうかも^^;
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