お盆とは?由来や意味、いつからいつまでの期間?何をする日なの?

お盆とは

「もうすぐお盆休みだね~」「お盆は実家帰るの?」
夏になるとよく聞く会話ですよね。

あれ?でもそもそもお盆に休暇があるってなんでなの?
お盆って何をする日なんだ??

こう思う方も多いのではないでしょうか?

毎年実家に帰省して、お盆の習慣をしている方も由来ってご存じですか?

話題に出てなんとなく分かっているようで分からないお盆。
いざ聞かれたときに自信を持って答えられるように調べておきましょう。

お盆の由来は?お盆の意味って何?気になるお盆の基礎知識!

お盆とは“亡くなった先祖の霊をまつるための日”
それはなんとなく分かっていることですよね。

実は「お盆」の正確な起源は分かっていないのです!

仏教からきた行事とされていますが、

「仏教の盂蘭盆(うらぼん)」

「盂蘭盆会(うらぼんえ)」

に祖先の霊をまつる日本神道の習慣が混ざってできたという説もあります。
それで一般的には亡くなった先祖が帰ってくるので迎える日とされています。
 

お盆の時期が休暇になるのは、江戸時代商人たちが正月と盆は
奉公人たちを実家に帰してあげていたことから、始まっています。

習慣や時期は地域によって多少異なりますが、たいていは先祖が
迷わないように「迎え火」を焚いて出迎えるところから始まります。

期間中はお寺で法要や供養をしたりお墓を掃除したりします。
最後は「送り火」で帰っていく先祖を送ります。

この時期にテレビなどでみると、「灯籠流し」や「精霊流し」も
この習慣の1つですね。
 

同じような目的で提灯を飾ることもあります。
他にもきゅうりの馬となすの牛を飾ります。

これは、

「来るときは馬に乗って早くきてください!」

「帰るときは牛でゆっくりおかえりくださいね。」

という意味が込められています。

お供え物やお盆のの期間中には、それぞれの日付に合わせた
お団子が供えられたりと、とにかく帰ってくる先祖を迎え入れる習慣です。

ここまですべてを完璧に行っている家も少なくなっているかもしれませんが、
お盆に里帰りをしてお墓参りをするのはこういう習慣からきているんですね!

お盆っていつからいつまでの期間なの?

ではお盆はいつから始まるのでしょうか?

お盆の期間がいつからいつまでなのかよく分からない
っていう方もいてると思います。

実は、お盆の期間は地域によって違ってくるのです。

一般的には8月13日に先祖を迎え入れる迎え火を焚いて、
8月16日に送り出す送り火を焚きます。

この4日間に色々な習慣を行っていきます。
 

では、なぜ地域によってお盆の期間が異なるのでしょうか?

お盆は旧暦の7月15日前後に行うものなので、現代の暦に合わせると8月15日に
あたるのですが、東京や横浜の一部では現代の暦に合わせるのではなく、
日付を重視して7月15日前後に行っているからなのです。

なにはともあれ毎年気になるのは、“どれくらいの連休になるのかな?”
ということですよね^^

お盆は何をする日?いったい何をすればいいの?

お盆とは亡くなった先祖を「迎え火」で迎え入れ、「送り火」で送る日
というのは分かりましたが、具体的には何をすればいいのでしょうか?

実家では本格的に行なっていても、マンションに住んでいると
迎え火・送り火を焚くってできないですよね。

一戸建てでもご近所さんが近く火は焚けないかもしれません。

そんな場合は、提灯に火を付けて合掌し、その後消火するようにしましょう。
本来は火を焚きっぱなしにしますが、マンションや外出時は危ないので消して
しまってOKです。
 

そしてお盆の期間中は通常はお墓参りをして御先祖様の供養をします。
もし期間中に行けない場合は違う期間に行っても大丈夫です。

すべての習慣を完璧にこなすのは難しいかもしれません。

というより、現代においてはこのようなお盆の習慣を行っている
ご家庭は本当に数少ないのではないかと思います。

要は先祖を敬い大切にするためのものなので、何もしないよりも
出来る形のもので最善を尽くすことが大事です。

せめてお盆には、ご先祖様のお墓参りをして手を合わせることでも
十分だと思います。

心を込めることが一番大切だということですね。

お盆