痩せていてもサルコペニア肥満に!メタボより怖いって本当?!

40代以上の女性なら誰でもその危険がある「サルコペニア肥満」
実はメタボよりもその危険ゆえに注目されているんです。

でも肥満って付く名前なので、太っていない人は
「私には関係ないかな~」なんて油断しがちです。

実はそんな人こそ危険なんです!
痩せているのに脂肪がたくさんついているかも!?

・・・そう聞くと不安になってきちゃいますよね^^;

そんなサルコペニア肥満になる原因と対策についてご紹介します。

サルコペニア肥満って?ダイエットが原因って本当?!

サルコペニア肥満とはなんなのか、実はその名前に意味が隠されています。

「サルコ」=筋肉
「ペニア」=減少

つまりサルコペニアとは「筋肉減少」を意味しているんです。

さらにその減少した筋肉の代わりに脂肪が付いてしまうと
「サルコペニア肥満」となります。

筋肉がなくなったところに脂肪が付くので見た目は変わりません。
一見すると痩せているので、体が脂肪だらけになっているとは
なかなか気づかないんです。

さらに体重計にのっても筋肉が減少している分、あまり変わらない
ことがほとんどです。

そのため隠れ肥満のような状態になってしまうんです。

そんな恐ろしいサルコペニア肥満の原因はいくつかあります。

老化による筋肉減少
年を重ねるとだんだんと筋肉が落ちてきます。そこに運動不足が
重なると筋肉の代わりに今度は脂肪が付いていきます。
40代以上の女性に多い肥満というのはこのためなんです。
食事制限によるダイエット
食事制限をすればもちろん体重は落ちますよね。
しかし同時に運動をしないと筋肉もどんどん落ちてしまいます。
その結果筋肉の減少を招いてサルコペニア肥満のリスクが高まります。

つまり筋肉が落ちるような状態でいることが危険なんですね!

サルコペニア肥満がメタボより怖い理由って何?

内臓脂肪が付くメタボも気づきにくいので、普通の肥満より
恐ろしいイメージがありますよね。

でもサルコペニア肥満はそんなメタボより危険と言われています。
怖すぎますね^^;

その理由は生活習慣病になるリスクが高いからなんです。
なんと女性の場合、高血圧のリスクが2.3倍、糖尿病のリスクが19倍!!

19倍って・・・

さらに寝たきりになったり介護が必要になるリスクも・・・

脂肪がつくだけよりも筋肉が減るというのは体のバランスを
大きく崩すんですね。

また改善しようとしたときも、メタボなら内臓脂肪を落とす
ことだけを考えればOKですが、サルコペニア肥満の場合は
筋肉を取り戻すこともしなければいけません。

加齢とともに衰える筋肉を取り戻すことは、脂肪を落とすより
もっと大変ですし、限度があります。

そういう意味でもメタボよりも厄介なんです。

私はサルコペニア肥満?!簡単にできるチェック方法

見た目でも体重でも分かりにくいサルコペニア肥満・・・
どうやって気づくことができるのでしょうか?

そんなとき役立つのが体脂肪計です。

BMIが25以上、筋肉率が22%未満だと筋肉量が減っているため
サルコペニア肥満の可能性が大!!

さらに体脂肪計がない場合はこのチェック方法を試しましょう。

片足立ちで靴下をはく
片足立ちで60秒キープ
両手を組んだ状態でイスに座り片足で立ち上がる

こんなの簡単じゃない~♪と思っていざやってみると・・・
愕然とすることもあるかもしれません・・・

この3つのうち出来ないものがあるあなた!可能性大ですよ!!

サルコペニア肥満にならない為の自宅でできる対策法!

先程のチェックで可能性大となったら、サルコペニア肥満の予備軍です。
そうならないように今のうちにトレーニングと食事で対策をしましょう!

サルコペニア肥満対策トレーニング
まず下半身を鍛えるトレーニングが有効です。

スクワット(1日10回)
足を肩幅に広げ手を前に出して行ないます。
もも上げ(1日40回)
手足を交互にゆっくりと上げます。
つま先(1日20回)
上下につま先立ちを3秒かけてゆっくりします。

これらの運動を週3~5回は行なうようにしましょう。
もちろん腰を痛めるような無理は禁物ですよ!

さらに筋トレ後30分以内にタンパク質を摂取することで、効率的に筋肉を
付けることができますので、食事前に運動するよう習慣づけると良いですね。

肉、魚、大豆、卵などはタンパク質が豊富なのでおすすめですよ。
 

どうしても年齢と共に筋肉は低下していくもの。
何もしないとどうしてもリスクは高まってしまいます。

健康な体をキープするためにも日頃から筋力作りに有効な
トレーニングをを欠かさないようにするといいですね^^